ハードウェアウォレット「Ledger Nano S(レジャーナノS)」の使い方をまとめます。
coincheckのハッキング騒動以来、品薄状態が続くほどメジャーになってきたハードウェアウォレット「Ledger Nano S(レジャーナノS)」。2017年の3月7日には最新のファームウェアがリリースされ、管理できる通貨数も増えた事からますます人気となっています(さらに4月18日にはバージョン1.4.2が追加されています)。
しかし、ハードウェアウォレットは「使い方がよく分からない!」「自分で管理するのが不安」という理由から購入を先延ばしにしている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、初めてウォレットに触れる方でもスムーズに作業が進められるよう、初期設定・送金・初期化・復元方法まで全て画像付きで解説しています。
また、上手く同期できない場合の対処法や、仮想通貨を入れる前に絶対に覚えておきたいリカバリー方法、注意すべきポイントなども分かりやすく解説していますので、今から初期設定をされる方も、送金手順だけ知りたいという方も、この記事を見ながら進めていただければスムーズ作業が完了するはず!
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目次
「Ledger Nano S(レジャーナノS)」はここから買おう!
ハードウェアウォレットを買うなら日本正規代理店の株式会社Earth Shipがオススメです。
サポートの対応スピードはもちろん、配送も早く、随時更新情報をメールで配信してくれる安心出来る販売店だと思います。当サイトの管理人もここからLedgerNanoSを購入しています。
間違ってもヤフオクや怪しい業者から購入したりしないようにご注意を!
レジャーナノSの対応通貨
2018年4月現在、レジャーナノSで対応可能な通貨は以下の通りです。まずは自分の保管したい通貨に対応しているかご確認ください。
公式サイトによると対応通貨は今後も追加されていく予定です。
- ビットコイン(Bitcoin:BTC)
- ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash:BCH)
- ビットコインゴールド(Bitcoin Gold:BTG)
- ビットコインプライベート(Bitcoin Private:BTCP)
- ダッシュ(Dash:DRK)
- ドージコイン(Dogecoin:DOGE)
- イーサリアム(Ethereum:ETH)
- イーサリアムクラシック(Ethereum Classic:ETC)
- コモド(komodo:KME)
- ライトコイン(Litecoin:LTC)
- ストラティス(Stratis:STRAT)
- ジーキャッシュ(Zcash:ZEC)
- リップル(Ripple:XRP)
- ポスダブリュー(PoSW:POSW)
- アーク(Ark:ARK)
- ユービック(Ubiq:UBQ)
- エクスパンス(Expanse:EXP)
- ピヴクス(PIVX:PIVX)
- ステルスコイン(Stealthcoin:XST)
- ヴィアコイン(Viacoin:VIA)
- ネオ(Neo:NEO)
- ステラ(Stellar:XML)
- デジバイト(Digibyte:DGB)
- エイチキャッシュ(HCash:HSR)
- クアンタム(Qtum:QTUM)
- ヴァートコイン(Vertcoin:VTC)
- ゼンキャッシュ(ZenCash:ZEN)
レジャーナノSで仮想通貨を保管する手順
レジャーナノSが準備できたら全て揃っているか確認しておきましょう。
正規代理店で購入すると外箱を包装しているビニールに、「シリアル番号(サポートが必要な際に必須)」が記載されていますので捨ててしまわないよう注意してください。
レジャーナノSでの仮想通貨の保管は以下の5つの手順で行っていきます。
1.レジャーナノSのオーナー登録をする
シリアルナンバーをお持ちの方はオーナ―登録をしておくと、最新のセキュリティアップデートなど重要な通知を受け取ることができます。(※必須ではないので不要な場合は2から進めてください。)
2.レジャーナノSの初期設定を行う
初期設定では、PINコード(レジャーナノSの起動時に必須の暗証番号)の登録・確認と、リカバリーフレーズ(レジャーナノSの破損や盗難の際に必須のもの)をメモしていきます。
3.レジャーナノSを初期化して復元する
初期設定を終えたあと、一旦、初期化して復元(リカバリー)が可能かどうかを確認していきます。レジャーナノSに保管した資金を紛失しないための重要な項目なので、必ずやっておきましょう。
入力には時間がかかるので時間の余裕がある時に行ってください。
4.アプリのインストールとファームウェアの更新
レジャーナノSで仮想通貨を保管するためには2つの専用アプリが必須です。専用アプリをインストール後、最新のファームウェアかどうかを確認します。
5.レジャーナノSで仮想通貨を受信・送信する
設定を終えたらレジャーナノSで取引所から仮想通貨を受け取ります。
初めてのハードウォレットだと最初は複雑に感じるかもしれませんが、初心者さんでもつまずかないよう、全ての手順を画像付きで解説していますので見ながら進めてみてください。
それでは早速、必要な設定を行っていきましょう!
1.レジャーナノSのオーナー登録をする
まず、最新のセキュリティアップデートなど重要な通知を受け取るためのオーナー登録を行います。(すでに登録済みの場合やシリアル番号をお持ちでない方は、「2.初期設定を行う」へ進んでください。)
Ledger日本正規代理店のハードウェアウォレットジャパンからネットで購入すると、オーナー登録はレジャーナノSに添付されているQRコードか、購入の際に送られてきたメール内から行えます。
ここではQRコードから登録する手順を解説しますが、購入時のメールを保存してある場合はメール内のリンクから行ったほうがスムーズです。
QRコードを読み取って登録画面に移動します。シリアル番号、メールアドレス、名前、電話番号を入力し「登録する」をタップ。(QRコードから登録する際は購入時のメールアドレスがすでに登録されているためエラーが出ます。)
「プロフィールを更新」をタップ。
「受信箱にEメールを送信しました」と表示されたら、登録されているメールアドレスに「Ledgerユーザ登録リスト:プロファイルのアップデート」という件名のメールが届きます。メールを開いて「設定を更新します」をタップ。
メールアドレスがすでに記載された登録画面に移動するので、シリアルナンバー、名前、電話番号を入力し「プロファイルのアップデート」をタップします。
プロファイルが更新されたらオーナー登録は完了です。
2.レジャーナノSの初期設定を行う
PINコード(暗証番号)を設定する
まず、レジャーナノS本体とUSBケーブルをつなぎパソコンに接続します。
パソコンに接続すると「Welcome」という文字が表示されます。(※USBケーブルは付属のものでないと接続できません。)
自動的に「Press both buttons to begin(始めるには両方のボタンを押してください)」という文字に切り替わるので、上部にある2つのボタンを同時に押します。
「左右のボタンで選択肢を変更、両方のボタンで決定や確認、設定を始めるには両方のボタンを押してください」というレジャーナノSの使い方が英語で繰り返し表示されるので両方のボタンを押します。
「Configure as new device?(新しいデバイスとして設定しますか?)」と表示されたら右のボタンを押します。
「1. Choose a PIN code(PINコードを選択してください)」と表示されたら2つのボタンを同時に押し、PINコード(暗証番号)の設定を行っていきます。
未設定の状態ではPINコードの最初の数字は5と表示されています。右ボタンを押すと5より大きい数字に、左ボタンを押すと5より小さい数字になるので4~8桁で好きな番号を設定していきます。
数字は1文字ごと入力が完了したら上部2つのボタンを同時に押すと決定して次へと進みます。PINコードは最小4桁~最大8桁の数字で設定可能です。
間違えた場合は「×」が表示された状態で両方のボタンを同時に押せばひとつ前の入力ポイントに戻ります。
PINコードの設定を終えると「2. Confirm your PIN code (PINコードを確認してください)」と表示されるので、2つのボタンを同時に押します。
設定を行ったときと同じ表示が出るので先ほど決めたPINコードを入力し、2つのボタンを同時に押して決定。これでPINコードの設定は完了です。
リカバリーフレーズをメモする
「3.Write down your recovery phrase (リカバリーフレーズを書き留めてください)」と表示されるので、2つのボタンを同時に押してメモしていきます。
リカバリーフレーズは万が一の際、保管していた仮想通貨を復元するために使うとても重要なものです。具体的にはハードウェアウォレットの紛失や、盗難、故障の際に、リカバリーフレーズを使うことで復元を行います。逆に言うとリカバリーフレーズを記録していないと、万が一の際に仮想通貨をもとに戻せなくなります。
レジャーナノSに保管した仮想通貨を守るためにも必ずメモを取り、盗難にあわないよう厳重に保管してください。
リカバリーフレーズをメモする「リカバリーシート」はレジャーナノSの箱の中に3枚入っています。
表示される1~24の単語を順番にメモしていきます。(※購入した時期によってキーワード数は上下します。最新は24ワードです)右上のボタンで次へ、左上のボタンで前に戻ります。(※全ての単語をメモし終えたら左ボタンで戻りスペルに間違いがないかチェックしておきましょう。)
確認を終えたら右ボタンで24単語目まで進み2つのボタンを同時に押します。
「4.Confirm yourrecovery phrase (リカバリーフレーズを確認してください)」という表示のが出るので2つのボタンを同時に押します。
すると「Select word #21(21番目の単語は?)」のように表示されます。先ほどのメモを見て確認し左右のボタンで該当フレーズを選択後2つのボタンを同時に押します。
これを数回繰り返すと「Your device is now ready (デバイスの準備が完了しました)」と表示されるので、2つのボタンを同時に押します。これでレジャーナノS本体の初期設定は完了です。
3.レジャーナノSを初期化して復元する
仮想通貨をハードウェアウォレットに送る前に初期化・復元が出来るか試します。
レジャーナノSの故障や紛失に備え、仮想通貨をウォレットに入れる前に、ここで一度初期化を行いリカバリー(復元)が可能かどうかを確認しておきましょう。
もし仮想通貨を入れてからリカバリーできなければ資金を紛失してしまいます。入れる前に行うことが大切です。
リカバリーが可能かどうかの確認は、正しくないPINコード(暗証番号)を3回入力し、レジャーナノSを初期化してからリカバリーフレーズを入力し復元させます。
レジャーナノSは、パソコンに接続した状態で3回続けてPINコードを間違うと自動的に初期化が行われます。
まず2つのボタンを同時に押してPINコードの入力画面を表示させます。そして初期化するためにわざと正しくないPINコードを入力して決定します。これを全部で3回繰り返し、初期化を行います。
3回間違えると「Your device has been reset {3 wrong PIN}(PINコードを3回間違ったので初期化しました)」と表示されるので、2つのボタンを同時に押します。
ここから復元する方法とサポートの問い合わせ先が表示されるので2つのボタンを同時押しで進めていきます。
「To restore your device configuratuon,(あなたのデバイスの設定を復元するには)」
「use your confidential recovery sheet.(秘密のリカバリーシートを使用してください)」
「To get assistance,contact Ledger support.(手伝いが必要な場合はレジャーサポートに連絡してください)」
「Website help.ledgerwallet.com(ヘルプのウェブサイトはledgerwallet.com)」
初期設定が完了した時と同じ画面が表示されたらここで一旦、USBケーブルを抜いてから再度パソコンに接続しリカバリーを行っていきます。
すると、初期設定の時と同じく「Welcome」「Press both buttons to begin(始めるには両方のボタンを押してください)」という文字が表示され使い方の説明が流れるので、2つのボタンを同時に押して進めていきます。
ここで「Configure as new device?(新しいデバイスとして設定しますか?)」と聞かれるので、左のボタン「×」を押します。(復元するので新しいデバイスとして設定しない)
次に「Restore configuration?(設定を復元しますか?)」と聞かれるので右のボタンを押します。(設定を復元します)
ここからは初期設定と同じです。「1.Choose a PIN code(PINコードを選択してください)」と表示されるのでPINコードを設定し2つのボタン同時押しで決定していきます。
PINコードは最初に設定したものと同じでOKです。
PINコードの設定を終えると「2. Confirm your PIN code (PINコードを確認してください)」と表示されるので、再度して入力して決定。
「3. Enter recovery phrase (リカバリーフレーズを入力してください)」と表示されるので同時押しで決定。
「Select the number of words to restore(復元フレーズの数を選択してください)」と出たら2つのボタンを同時に押します。(※レジャーナノSは購入した時期によってリカバリーフレーズの数が異なります。)
12、24、18の中から左右のボタンで数字を選んで同時押しで決定。(この解説記事では24フレーズバージョンなのでそのまま同時押し。)
「Enter first letters of word #1(1番目の単語を入力してください)と表示されるので同時押しで次へ。
左右のボタンでアルファベットを選択し1番目の単語を入力していきます。
アルファベットを数個入れると候補の単語が表示されるので間違いがないかよく確認し、合っていればボタン同時押しで決定、違っていれば右ボタンで別の単語を表示させます。
この作業を24フレーズ分行うのでひたすら地味で面倒ですが、大切な資金を守るため頑張ってやっておいてくださいね。
「Your device Is now ready(デバイスの準備が整いました)」と表示されればリカバリー成功です。
これでレジャーナノSの初期化から復元まで問題なく行える事が確認できました。
4.アプリのインストールとファームウェアの更新
ここでインストールするアプリには2種類あり混同しやすいためまず概要を解説しておきます。違いを理解しておくとこの後の作業がスムーズに進みます。
●マネージャーアプリ「Ledger Manager」
マネージャーアプリは、レジャーデバイス(ここではレジャーナノS本体)の管理用アプリで、アプリの入れ替えや、ファームウェア(組み込まれたソフトウェア)の更新に使用します。
●ウォレットアプリ「Ledger Wallet」
ウォレットアプリは、パソコン上で操作するアカウント管理用のアプリで、受取・送金はこちらから行います。
マネージャーアプリ「Ledger Manager」は全体管理用。ウォレットアプリ「Ledger Wallet」は仮想通貨別にアプリの用意があり、通貨の入出金を行うものと覚えておきましょう!
「Ledger Manager」をインストールする
初期設定が完了したら、Ledger社公式サイトから無料で提供されているマネージャーアプリ「Ledger Manager」をインストールします。(※インストールにはGoogle Chromeが必要です。操作は必ずChromeから行うようにしましょう)
まず、下記のURLからLedger社公式サイトのダウンロードページに移動します。
「Ledger Manager」をクリック。
赤枠の部分をクリック。
自動でスクロールするので赤枠をクリックします。
Chromeウェブストアに移動するので「Chromeに追加」をクリック。
確認メッセージが表示されるので「アプリを追加」をクリック。これで「Ledger Manager」のインストールが完了しました。
インストールできたら起動してみましょう。「Ledger Manager」をクリック。
アプリを起動をクリック。
この画面が表示されたらレジャーナノS本体をUSBケーブルに接続します(今までの設定で接続状態の場合はそのままでOKです)。
「To begin,connect your Ledger Wallet.(レジャーナノを接続してロックを解除してください)」と表示されるので、レジャーナノS本体にPINコードを入力します。
接続したままの場合は、上の2つのボタン同時押しでPINコードの入力画面に切り替わります。
レジャーナノS本体からPINコードを入力するとロックが解除され、「Ledger Manager」の画面が画像のようになります。
これでマネージャーアプリ「Ledger Manager」のインストールが完了しました。
ファームウェアが最新か確認する
インストールが完了したらまず始めに、ファームウェアが最新の状態かどうかを確認します。最新のファームウェアでなければアプリが起動しないこともあるので必ず確認してください。またハッカーが脆弱性を狙ってくる可能性もあるので、ファームウェアのバージョンアップは必須の作業とお考え下さい。
パソコンとレジャーナノSを接続した状態でマネージャーアプリ「Ledger Manager」を開きます。(PINコードの入力を求められたら入力して進みます。)
「FIRMWARES」をクリック。
赤枠部分が「version 1.4.1」となっていれば最新のファームウェアなのでOKです。(レジャーナノSは2018年3月7日にファームウェアアップデートが行われています。)
それ以前のバージョンの場合は「INSTALL」をクリック。レジャーナノS本体で「Update firmware(ファームウェアをアップデートしますか?)」と表示されるので右ボタンで承認するとファームウェアが最新のものに更新されます。
ファームウェア1.4.2への詳しいアップデートのやり方については下記の記事をご参照ください。
ビットコインとイーサリアムのマネージャーアプリは、あらかじめレジャーナノS本体にインストールされているのでここではリップルで解説していきます。
まず、矢印のアイコンをクリックしてリップルのアプリをインストールします。(※削除はゴミ箱をクリックで行えます。)
「Allow Ledger manager?(レジャーマネージャーを許可しますか?)」と表示されるので、右ボタンをクリックします。
レジャーナノS本体にリップルがインストールされたかどうかは左右のボタンで確認できます。画像のように表示されていればOKです。
「Ledger Wallet」をインストールする
次に、公式サイトから自分が保管したい通貨のウォレットアプリをダウンロードします。
ここでは、リップルで解説していきますので「Ledger Wallet Ripple」を選択してクリック。
ビットコイン・イーサリアム・その他のアルトコインを保管される場合は後述の「4.レジャーナノSで仮想通貨を受取る-coincheckからビットコインを送金する」をご参照ください。
赤枠の部分をクリック。
自動でスクロールするので赤枠の「DOWNLOAD」をクリック。
ダウンロードした「Ledger Wallet Ripple」を開くと、「アプリがデバイスに許可を変更を求めています」といった内容の表示が出るので許可して進めます。
赤枠の部分をクリック。
「はい」を選択して次へ進みます。
チェックボックスにチェックを入れておくとデスクトップにショートカットアイコンが作成されるので便利です。チェックを入れたら「Next」をクリック。
赤枠の部分をクリックしてインストールします。
インストールが完了してすぐにアプリを起動する場合は、チェックボックスにチェックが入った状態で「Finsh」をクリック。
自動的にウォレットアプリ「Ledger Wallet Ripple」が起動します。(※パソコン環境や接続状況などによっては数分時間がかかることがあります。数分待っても表示されない場合は後述の「同期が上手くいかない場合の対処法」をご参照ください。)
この段階では、レジャーナノS本体のマネージャーアプリが選択できていないので、「To begin, connect and unlock your ledger Wallet.hen, open the Ripple app on your device.(レジャーナノを接続してロックを解除しリップルアプリを開いてください)」と表示されます。
PINコードを入力してロックを解除したら左右のボタンでリップルを選択して同時押しで決定。
「Use wallet to view accounts(アカウントの表示にウォレットを使用します)」と出れば同期は完了しています。
同期やその他エラーが出て上手くいかない場合はアプリが干渉しあっている可能性があります。
もともとレジャーナノS本体にインストールされている「ビットコイン」「イーサリアム」も含め、全てのアプリを一旦、ゴミ箱に入れ削除してみてください。 そうすると上手くいく可能性が高いようです。
それでも上手くいかない場合は様々な原因が考えられますので、下記の方法を試してみてください。
- PCを再起動してください。
- アプリを削除後、再インストールしてください。
- お使いのUSBポートとは異なるポートをご利用ください。
- もし可能なら、別のUSBケーブルをお試しください。
- 他に起動している全てのアプリを閉じてください。
- ウイルス対策ソフトや、VPNの機能のOFFにしてください。
- グーグルクロームのキャッシュをクリアしてください。
パソコン上のウォレットアプリ「Ledger Wallet Ripple」に反映されました。
これで、マネージャーアプリ「Ledger Manager」とウォレットアプリ「Ledger Wallet Ripple」のインストールが完了し、レジャーナノSでの仮想通貨の受取と送金が出来るようになりました。
5.レジャーナノSで仮想通貨を受取る
coincheckからレジャーナノSにリップルを送金する
ここでは、coincheckからレジャーナノSの「Ledger Wallet Ripple」にリップルを送金する手順を解説します。
まず、レジャーナノSとパソコンを接続してアプリを起動しロックが解除された状態にしておきます。
赤枠の部分「↓」をクリックすると「RECEIVE XRP(XRPの受取り)」用のQRコードとアドレスが表示されるのでアドレスをコピーします。
coincheckにログインし送金先リストの編集を行います。ホームの「コインを送る」をクリックし「Rippleを送る」を選択。
送金先リストの編集画面が表示されるので、「新規ラベル」に分かりやすいよう名前をつけ、先ほど「Ledger Wallet Ripple」からコピーしたアドレスを「新規宛先」に貼り付けます。
貼り付けたら送金したい金額を入力し、XRP宛先タグにはチェックを入れずに「保存」をクリック。
宛先タグはトランザクション(取引履歴)を特定するためのIDで、取引所で入金(Deposit)アドレスを作成した際に同時に作成されます。
coincheckから「Ledger Wallet Ripple」にXRPを送金する際タグの入力は不要でしたが、「Ledger Wallet Ripple」から取引所に送金する場合はタグをつけないとトランザクションが拒否され手数料だけ引かれて資金が返却されたり、最悪のケースでは紛失する可能性もあるため注意してください。
送金先と金額の確認画面が表示されるので確認して「OK」をクリック。
二段階認証の確認コード入力画面が表示されます。入力して「送信」をクリック。
「送信しました」との表示が出れば完了です。coincheckからの送信履歴は画面下の「コインの送信履歴」から確認できます。
手続きが完了すると「Ledger Wallet Ripple」に反映されます。
coincheckの送信履歴を確認すると、「送信中」から「完了」になっています。ちなみに今回、送金にかかった時間はわずか数秒でした。
coincheckからビットコインを送金する
ここでは、coincheckからレジャーナノSの「Ledger Wallet Bitcoin」にビットコインを送金する手順を解説します。
ビットコインとアルトコイン用のウォレット「Ledger Wallet Bitcoin & Altcoins」をクリックします。
リップル用のウォレットアプリはパソコンに直接ダウンロードしましたが、ビットコイン用のウォレットアプリはマネージャーアプリ同様にchrome上にインストールされます。
赤枠の部分をクリック。
自動でスクロールするので赤枠の「INSTALL」をクリック。
chromeに移動するので「chromeに追加」をクリック。
赤枠の部分をクリック。
chromeに「Ledger Wallet Bitcoin」が追加されました。これでインストールは完了です。
「Ledger Wallet Bitcoin」をクリックして起動します。
PINコードを入力してレジャーナノSのロックを解除します。
※同期が上手くいかない場合は、「3.アプリのインストールとファームウェアの更新-「Ledger Manager」をインストールする」に記述している「上手くいかない場合の対処法」をお試しください。
ビットコインを選択し同時押しで決定。
「A new firmware is available.(新しいファームウェアが提供されています)」と表示されたらすでに確認済みなので「後で」をクリック。(※確認済みでない場合は最新のものにアップデートしてください。)
アップデートの方法や上手くいかない場合の対処法は、「3.アプリのインストールとファームウェアの更新-「Ledger Manager」をインストールする」にも記述しています。
「Which Bitcoin chain do you want to use?(どのビットコインチェーンを使用したいですか)」と表示されます。
「Remember my choice(選択を記憶する)」にチェックを入れて「BITCOIN」をクリック。(ビットコインキャッシュの場合は「BITCOIN CASH」をクリックしビットコインキャッシュ用のマネージャーアプリをインストールしてください。)
ビットコインキャッシュのアドレスに誤ってビットコインを送金すると紛失してしまいます。ビットコインキャッシュを送金する場合も同様ですので、必ず間違いがないかよく確認してください。
「CHOOSE YOUR ADDRESS TYPE(アドレスタイプを選択してください)」旧ウォレットから新ウォレットへのセグウィット切り替え画面が表示されるので「IDONT KNOW」をクリック。
「Ledger Wallet Bitcoin」が表示されたら「受信」をクリックします。
「To receive funds,confirm the address on your device.Click the butoon below to reveal your adress.(受け取るにはデバイス上のアドレスを確認してください。あなたのアドレスを明らかにするには、以下のボタンをクリックしてください。)」と表示されるので、「DISPLAY ADRESS ON DEVICE」をクリック。
ビットコインの受取りアドレスが表示されるのでアドレスをコピーします。
coincheckにログインし、(1)コインを送るの画面から(2)ビットコインを送るを選択し、(3)送金先リストの編集をクリックします。
新規ラベルに名前をつけ、先ほどコピーしたアドレスを新規宛先に貼り付けて「追加」をクリック。
二段階認証の確認コードの入力画面が表示されるのでコードを入力して「送信」をクリック。
アドレスに間違いがないか確認し「保存」をクリックします。
送金額を入力し宛先を確認したら「送金する」をクリック。
送金先と送金額を確認する表示が出るので確認して「OK」をクリック。
再度、二段階認証の確認コードの入力画面が表示されます。入力して「送信」をクリック。
送金手続きが完了するまで「Ledger Wallet Bitcoin」には「未確認」と表示されます。
coincheckからの送信履歴は画面の下から確認できます。送信が完了すると「完了」と表示されます。これでcoincheckからのビットコイン送金手続きは完了です。
bitFlyerからビットコインキャッシュを送金する
手順はcoincheckとほとんど同じなので割愛して要所だけ記載しておきます。まず、ビットコインキャッシュ用のアプリをインストールします。
インストールを終えたらマネージャーアプリを閉じて「Ledger Wallet Bitcoin」を起動します。
口座がビットコインになっている場合は「BLOCKCHANS」をクリックすると、ビットコインかビットコインキャッシュの選択画面に移動します。
「BITCOIN CASH」をクリック。
「SELECT WALLET(ウォレットを選んでください」」と表示されるので「SPLIT」をクリック。(どちらを選んでも問題ありませんが、ここではよりセキュリティの高い「SPLIT」を選択。)
「MAIN」と「SPLIT」の違いは以下の通りです。
SPLIT を選択すると、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)における新たな HD パス(145’)を用いてビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)を管理することになります。
この際、MAIN のアカウントから SPLIT のアカウントへとビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)を送金する必要があります。
一方で、SPLIT アカウントにおいては独自に新たな鍵が生成されるので、MAIN に比べるとセキュリティが高まることとなります。
引用:ハードウェアウォレットジャパン|2つのチェーン上(Main / Split)におけるビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)を管理し、残高を復元する方法
ビットコインキャッシュの口座画面になっている事を確認し「受信」をクリック。受取りアドレスをコピーします。(※BTCとBCHの間違いがないかよく確認してください。)
bitFlyerのホーム画面(1)入出金から、(2)BCHご送付を選択、(3)にラベルとビットコインキャッシュアドレスを入力し「送信」をクリック。
(1)アドレス(2)送付数量を確認し、(3)をクリックします。これでbitFlyerからのビットコインキャッシュ送金作業は完了です。手続きが完了すると「Ledger Wallet Bitcoin」に反映されます。
レジャーナノSから取引所に仮想通貨を送る
ここでは、レジャーナノSからビットコインキャッシュをbitFlyerへ送る手順を解説します。(※取引所や送金する通貨によっては宛先タグが必要な場合がありますので送金前に必ず確認しておきましょう。)
「Ledger Wallet Bitcoin」を起動して「送信」をクリックすると送信画面が開きます。金額が「BCH」なっている事を確認し取引手数料を選択。(手数料によって送金スピードが変わります。)
bitFlyerにログインし(1)入出金から(2)BCHをお預入れを選択。ビットコインキャッシュアドレスが表示されるのでコピーします。
(1)に送金額を入力し(2)に先ほどコピーしたビットコインキャッシュアドレスを貼り付けます。(3)の取引手数料は「高」を選択すると認証スピードが速くなります。
入力を終えたら間違いがないかよく確認し「送信」をクリック。
「トランザクションを確認」という画面が表示されるのでレジャーナノSで確認します。
レジャーナノSにアドレスが表示されるので確認して右のボタンを押す。
「Use wallet to view accounts(アカウントの表示にウォレットを使用します)」と表示されればOKです。
「Ledger Wallet Bitcoin」に「送信成功」と表示されればレジャーナノSからのビットコインキャッシュ送金作業は完了です。手続きが完了すると取引所の資産状況画面に反映されます。
レジャーナノSとアプリを終了する
アプリを終了する際はレジャーナノSを操作します。
「Use wallet to view accounts(アカウントにアクセスしています)」の画面で右のボタンを押し、「Settings」→「About」と右ボタンで進めます。
「Quit app(アプリを終了する)」の画面で2つのボタンを同時押しで終了。パソコンからレジャーナノSを取り外します。
レジャーナノSの故障・紛失・盗難に備えて
レジャーナノSが故障したり盗まれてしまったら、最悪の場合、保有資産を紛失してしまいます。また、アップデートが上手くいかなかったり、サーバーエラーや接続不良などでも常に紛失の可能性がある事は否めません。
そのため、レジャーナノSは資産にあわせて2台~複数台保有し、同じ鍵(リカバリーフレーズ)を持ったレジャーナノSを作って万全の体制を整えておくと安心です。
レジャーナノSを2台保有するメリット
同じ鍵を持ったレジャーナノSをあらかじめ用意しておくと以下のようなメリットがあります。
●故障・紛失しても資金が管理できる
1台目(メイン)のレジャーナノSが故障・紛失しても同じ鍵の2台目(サブ)があれば問題なく資金管理ができます。
●盗難にあっても資金の移動ができる
万が一、1台目が盗まれてしまっても2台目ですぐに資金の移動が行えます。
●アップデートによる不具合の検証が行える
アップデートによる不具合やその他エラーは常に起こり得ます。1台目でエラーが起きても2台目で検証すれば慌てずに対応できます。
●急ぎの送金や値動きに対応しやすい
チャートの値動きにあわせて急いで送金したい場合など、接続不良が起きるとかなりストレスになります。万全の体制を整えておきましょう。
同じ鍵のレジャーナノSを作る方法
同じ鍵を持つレジャーナノSを作るには、1台目でメモしたものと同じリカバリーフレーズを使用します。
新しく準備したレジャーナノSを同じリカバリーフレーズで復元させれば、全く同じ中身のレジャーナノSが、2台、3台…と作れます。(※復元の詳しい手順については「3.レジャーナノSを初期化して復元する」に記載していますのでそちらをご参照ください。)
万が一のトラブルに備えて資産にあわせて作っておきましょう。
私自身もこの記事を書いている最中に、BTCアプリの一時的な不具合で送金したビットコインキャッシュの着金が数日間アプリに反映されず冷や汗をかきました。
こうしたトラブルは常に起こり得るものだと心得て慌てずに対応できるよう備えておきたいものですね。
まとめ
対応の通貨数も多くコンパクトで扱いやすいレジャーナノSですが、初期化から復元が可能かどうかの確認など面倒な作業もあります。でも、今回ご紹介した内容は重要なポイントばかりなので、資金を移動する前に必ず行っておいてください。
また、リカバリーフレーズは言うなれば金庫の鍵です。これを失ってしまっては元も子もありませんので厳重に保管しておきましょう。
操作に慣れないうちはとまどう事もあるかもしれませんが、慣れてしまえばスムーズな資産管理が可能になります。
是非この記事をご参考に進めてみてくださいね!
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