【マンガ】仮想通貨Ethereum(イーサリアム)とは?特徴・価格・チャート・取引所・今後の将来性について解説します

時価総額でビットコインに次ぐ2位の位置をキープしているEthereum(イーサリアム)。

イーサリアムは日本でも扱っている取引所が多く気軽に購入することが出来るため、手を出しやすい仮想通貨です。またイーサリアムはICOのトークン購入時にも使えることが多いため、ICOへの投資も考えている方はイーサリアムに注目です。

というわけで今回の記事ではイーサリアムという仮想通貨を初心者の方にもわかりやすいようにマンガを交えて解説したいと思います。

まずはこちらのマンガからご覧になってください。

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イーサリアムの概要

URL:https://www.ethereum.org/

通貨名 Ethereum(イーサリアム)
通貨略号 ETH
公開日 2015年7月
時価総額 上のランクを参照
発行上限枚数 無限(2018年2月現在9770万枚)
取扱国内取引所 bitFlyer,zaif,coincheck,bitbankなど
取扱海外取引所 Bittex,POLONIEX,krakenなど
公式サイト https://www.ethereum.org/

イーサリアムの基本情報

イーサリアムの語源

Ethereum(イーサリアム)の語源は、組み合わせで作られています。

「Ether」(あらゆる所に存在すると言われた物質) + 「um」(元素の意味。アルミニウムのウムのような使われ方)この2つの単語を組み合わせて、Ethereum(イーサリアム)と名付けられました。

つまりイーサリアムは、「あらゆる所に存在する元素のようなもの」という意味です。

ヴィタリック・ブテリン

イーサリアムを開発したのは、ロシア人のヴィタリック・ブテリンです。

2013年にイーサリアムの開発をはじめましたが、当時まだ19歳という年齢でした。功績が認められ、2017年6月にはロシアのプーチン大統領と面談しています。

ヴィタリック・ブリテンがイーサリアムを解説した動画があります。

ヴィタリックは若き天才開発者です。影響力も非常に大きく、ツイッターでのいいね数も1000超えは当たり前、1万近くになることもあります。今後彼がどのような開発するのか気になりますね。

イーサリアムプロジェクト

イーサリアムは「イーサリアムプロジェクト」によって開発されています。

「イーサリアムプロジェクト」は、新しい試みを実現しようとする計画や組織のことで、計画のために必要な技術として提供されているソフトウェアやアプリケーションの基盤となるプラットフォームの総称がイーサリアムです。この「イーサリアムプロジェクト」で使われる仮想通貨が、ETHです。

イーサリアム財団とETH DEV

2014年にスイスに設立された「イーサリアム財団」という非営利団体によって、「イーサリアムプロジェクト」の資金が管理されています。

開発は、ヴィタリック・ブリテンを中心とする「ETH DEV」と、世界中の人によって進められています。

貢献した開発者には、報酬が与えられるため、多くの人が開発に取り組んでいます。また、イーサリアムには「イーサリアム財団」や「ETH DV」といった組織がありますが、ビットコインと同じように中央管理をする人物や団体はいません。

ビットコインとイーサリアムの違い

イーサリアムはビットコインとよく比較されますが、ビットコインが「通貨」だとすれば、イーサリアムは「プラットフォーム」です。

ビットコインは決済システムですが、イーサリアムはアプリケーションの作成プラットフォームであり、ブロックチェーンを使って誰でもアプリケーションを作成することができます。そのため、イーサリアムはたびたび「世界のコンピューター」とも言われています。

イーサリアムのプラットフォーム「EVM(Ethereum Virtual Machine)」は、その役割を目指して開発されています。

スマートコントラクト

イーサリアムではビットコインと同様に、ブロックチェーンの暗号技術を使っていますが、ビットコインよりも機能を拡張しています。

大きな違いは、イーサリアムが「スマートコントラクト」を使用していることです。

スマートコントラクトを直訳すると、「smart(賢い))+「contract(契約)」で、「賢く契約をする」という意味です。

スマートコントラクトには、取引で行われる契約を自動的に実行と保存していく機能があります。スマートコントラクトを使えば、たとえば誰にいついくら送金するという契約内容が自動的に実行されます。また、契約が実行されると、実行内容がネットワーク上に保存されます。

ビットコインでは、取引の内容がブロックチェーン上に保存されますが、イーサリアムの場合は、取引を行うと一緒に契約内容まで管理することができます。

わかりやすく説明すると例えばAさんがB商店で買い物をして、「3日後にまた来るから、100円のバナナを半額で買いたい」と言い、B商店が「3日後に来てくれたらバナナを100円の半額にするよ」という約束をしたとします。

しかし、3日後にAさんがB商店に行くと、「バナナが100円の半額なんて言っていない」と言われてしまいます。口約束の場合、3日前の約束があったかどうか証明することができません。

そこで活躍するのがスマートコントラクト。イーサリアムのスマートコントラクトでは、「3日後にAさんが来たら100円のバナナを半額で売る」という契約も売買記録と一緒に付けることができます。

この契約は、P2Pという分散管理、ブロックチェーンと呼ばれるシステムで不正や改ざんができないように守られているので、必ず契約を実行しなければいけません。

さらに、3日後に自動で半額にすることもできたり、色々なオプションをつけて契約することが出来ます。

これが、スマートコントラクトの仕組みです。

また、スマートコントラクトを使えば契約を自動で執行することができるので、中央機関である、裁判所、登記所、銀行、証券会社がいらず、その分時間とコストが削減されます。

安全性の面でもスマートコントラクトは優れています。スマートコントラクトでは、過去にかわされた契約を半永久的に保存することができます。契約に至るまでの経緯や、権利譲渡などの履歴を保存することで、信用情報が自動的に蓄積されます。

スマートコントラクト上で行われた取引は、分散型ネットワークであるブロックチェーンに書き込まれるため、世界中の誰もが見ることができます。

世界中の人がいつでも見ることができるため、内容を改ざんしたり、偽造したりすることができません。そのため、スマートコントラクトは非常に信頼度が高いシステムと言えるわけです。

イーサリアムの特徴

イーサリアムには他の通貨とは異なる特徴があります。順番にご紹介していきましょう。

発行上限枚数が無い

仮想通貨では発行上限枚数を設定するのが通常です。

しかし、イーサリアムでは発行上限枚数が存在しません。

年々発行枚数は増加しており、2018年2月現在では9770万枚が発行されています。

マイニングで稼ぎにくい

ビットコインや他の仮想通貨では、マイニングをして稼ぐ人がいますが、イーサリアムはかけた手間や金額に対して、得られる報酬がとても少ないのでマイニングで稼ぐのは困難です。

ですが、一応イーサリアムをマイニングする方法も2つあるので紹介しておきます。

イーサリアムクライアントを利用する方法と、クラウドマイニングサービスを利用する方法です。

イーサリアムクライアントを利用する方法

イーサリアムクライアントはいろいろな種類がありますが、公式で推奨されているイーサリアムクライアントは、「Geth」です。

「Geth」はhttps://geth.ethereum.org/downloads/からダウンロードが可能です。

しかし一般的なPCではイーサリアムクライアントを使ってマイニングするのは難しいです。

クラウドマイニングサービスを利用する方法

クラウドマイニングサービスとは、インターネット上でイーサリアムのマイニングをするためのプラットフォームを提供しているサービスです。クラウドマイニングサービスを利用してマイニングすることもできます。

日本で一番人気があるのは、「Genesis Mining」です。

Genesis Mining HP:https://www.genesis-mining.com/

プラットフォームを利用するための代金を支払って、マイニングをすることができます。Genesis Miningは日本語にも対応しているため使いやすいと評判が高いです。

URL:https://www.genesis-mining.com/pricing

4回の大型アップデート

イーサリアムは現在までに3回アップデートをしており、4回目も行われる予定です。

4回のアップデートにはそれぞれ名前が付いています。

  1. フロンティア(Frontier)2015年7月~
  2. ホームステッド(Homestead)2016年3月~
  3. メトロポリス(Metropolis)2017年10月~
  4. セレニティ(Serenity)2018年予定

1.フロンティア

2015年7月のフロンティアは、イーサリウムの基本的な機能を実験するために行われました。

問題が起きれば、ブロックチェーンを巻き戻すことができるというまだ開発の段階でした。通貨やトークンの取引をする場合は、自己責任ということで行われました。

2.ホームステッド

ホームステッドでは、イーサリアムが安全に使われるようにアップデートされました。

採掘難易度の調整方法を修正し、利用手数料の引き上げを行い、ブロックチェーンの分岐を防ぐ機能が追加されました。ホームステッド以降、多くの人がETH(イーサ)を利用して取引を行うようになりました。

3.メトロポリス

3度目のメトロポリスは2つの段階を経てアップデートされる予定です。

  1. ビザンティウム(Byzantium)2017年10月
  2. コンスタンティノープル(Constantinople)未定

ビザンティウムのアップデートで行われるのは、主に2つ。

  • Zcashと共同で開発される匿名性の強化
  • プルーフオブワーク(PoW)からプルーフオブステーク(PoS)へ移行する準備

コンスタンティノープルで行われると予想されているのは以下の2つです。

  • スマートコントラクトの簡略化
  • セキュリティの強化

4.セレニティ

現在予定しているアップデートのセレニティは、より多くの人に安全に取引してもらうためのアップデ―トです。セレニティではプルーフオブワーク(PoW)からプルーフオブステーク(PoS)に完全に移行する予定です。

イーサリアムとイーサリアムクラッシック

引用:ウィキペディア

イーサリアムとイーサリアムクラッシックがあるけど違いは何だろうと思っている人も多いと思います。

イーサリアムでは仮想通貨の切り離し作業であるハードフォークを4回行っています。ハードフォークを行うことでできた仮想通貨がイーサリアムクラッシックです。

イーサリアムクラッシックとは?

イーサリアムクラッシック公式HP:https://ethereumclassic.github.io/

イーサリアムではたびたび外部からのサイバー攻撃を受けることがありました。

その中で、DAOというイーサリアムを使用して作られた仮想通貨が50億円もハッキングされる事件が勃発しました。この事件に対し、イーサリアムの開発チームは「ハードフォークを行ってハッキングされた以前の状態に戻す」という案を出し、コミュニティに承認され実施されました。

しかし、これが中央管理的な介入だとして反発した人たちが作った通貨がイーサリアムクラッシックです。イーサリアムクラッシックは、より安全性の高い仮想通貨として開発されています。

大手企業との提携

2017年2月に「Enterprise Ethereum Alliance (EEA)」が発足しました。

EEAとは、イーサリアムをビジネスで活用するための研究と開発を行う企業団体のことです。

EEAにはマイクロソフトやインテル、JPモルガンといった有名企業が参加しており、2018年2月現在では200社以上もの企業が参加しています。日本からは、トヨタやKDDI、MUFG、NTTデータなどの大手企業が参加しています。

EEA公式HP:https://entethalliance.org/

公式ウォレットの問題

公式ウォレット「Mist」

イーサリアムを所有するためにはウォレットが必要です。

イーサリウムの公式ウォレットは「Mist」です。公式HPからダウンロードすることができます。

URL:https://ethereum.org/

しかし「Mist」にはとても重いという問題があります。

「Mist」をダウンロードすると、同期作業がはじまり、イーサリアムの今まで記録したブロックチェーンをPCに取り込む作業が行われます。このデータが大量で、かなりCPUを使います。データ量が多すぎて1日以上かけても終わらない人が続出しています。PCのスペックがかなりある人しか「Mist」を使いこなすことができません。

そのため、公式ウォレットを使う人は少ないです。

PCウォレット「MyEtherWallet」

イーサリアムでは、公式ウォレットの「Mist」を使わないで、PCウォレットを使う人が多いです。

中でも一番人気なのが「MyEtherWallet」です。

簡単に登録することができ、githubで提供されているファイルを使えば、自身のPCでオフラインウォレットを作成することができます。また、イーサリアムのプラットフォームを使用した別の仮想通貨でも使えるという便利さがあります。

MyEtherWallet公式サイト:https://www.myetherwallet.com/

イーサリアムの価格

URL:https://coinmarketcap.com/all/views/all/#JPY

イーサリアムの時価総額は、長年ビットコインに次ぐ2位です。時価総額が9兆4600億円という膨大な金額です。

それだけイーサリアムは人気のある仮想通貨だということがわかります。

イーサリアムのチャート

URL:https://coinmarketcap.com/currencies/ethereum/

イーサリアムは2015年の公開当時は多少上がったものの、落ち着いた後は長い間1ETH=数十円で推移しました。2016年に入ると徐々に人気が出て、1ETH=2,200円の高値をつけます。

2017年にイーサリアムは高騰していきます。

まず3月にEEAが設立されたことにより1ETH=5,000円まで上がります。2017年4月には、ビットコインが否決した上場投資信託化をイーサリアムが実施するということで1ETH=10,000円まで急騰しました。2017年5月には、EEAにアジアなど世界各国の有名企業が参加を表明したことにより、1ETHが20,000~30,000円に上昇しました。

一旦落ち着きはしたものの、仮想通貨全般の人気が出てその後も高値を保っています。

イーサリアムが購入できる取引所

国内取引所

bitFlyer

URL:https://bitflyer.jp/ja/

bitflyerはビットコイン取引量日本一で、国内でも最大手の仮想通貨取引所です。

株主は、大手企業ばかりなので資金力があり安心して取引ができます。セキュリティにも力を入れており、不正な取引が行われた時の保証制度があります。手数料が他の取引所よりも高めですが、安心して取引がしたいという人におすすめです。

Zaif

URL:https://zaif.jp/

ZaifはCMも放映している、人気の仮想通貨取引所です。

2015年に日本のテックビューロ株式会社によって設立されました。Zaifの特徴は手数料が安いことです。イーサリアムも手数料が0%になるので、お得に取引をすることができます。人気が高すぎるため、登録から取引ができるまで少し時間がかかることや、サーバーが重くなってしまうことがありますが、手数料が安くて日本の取引所が良いという人におすすめです。

Bitbank

URL:https://bitbank.cc/

Bitbankは、2014年5月に日本企業のビットバンク株式会社によって設立されました。

あまり初心者に知られていない取引所ですが、チャートが他の取引所よりも見やすく中級者以上に支持されています。アルトコインは手数料が0%のため、イーサリアムもお得に取引することができます。安全性も高いですが、保障制度はないので注意しましょう。

海外取引所

Poloniex(ポロニエックス)

Poloniexはアメリカの仮想通貨取引所です。

アルトコインの世界取引高1位で、世界最大級の仮想通貨取引所です。世界最大級だけあって流通量も多いので、板が薄くて欲しいアルトコインが手に入らないことはありません。

サイトは英語で日本語の対応はしていません。また、海外の他の取引所と同じく日本円でイーサリアムを購入することはできません。しかし、チャートも見やすく信頼性も高いため、まず海外で口座が欲しいという人におすすめします。

Kraken(クラーケン)

Krakenは、2011年アメリカのサンフランシスコで設立された仮想通貨取引所です。

海外の取引所ですが、日本語に対応しています。また、ビットコインとイーサリアムは日本円で購入することができます。手数料が安いのが特徴で、海外の取引所を使ってお得に取引したいという人におすすめです。

イーサリアムの今後

EEAが初代事務局長を任命

EEAは初代事務局長として、ロン・レズニック氏を任命しました。ロン・レズニック氏は、4Gワイヤレスブロードバンドで成功した経験を持っています。

EEA理事会議長のジュリオ・フォーラ氏はプレスリリースで、以下のように述べています。

4Gブロードバンドは世界を変えた。我々はブロックチェーンも社会に同様のインパクトをもたらすと信じている。ロン・レズニック初代事務局長としての任務は、組織を構築し、メンバーと交流して、持続的な技術開発を促進することだ。彼はこの急激な拡大と成長の中でEEAを導くのに必要な経験とバックグラウンドを持ち合わせているよ。EEAプレスリリース:https://entethalliance.org/worlds-largest-blockchain-initiative-appoints-first-executive-director/

ロン・レズニック氏の経歴を見ると新しい革新を起こしています。今後イーサリアムにも新しい革新が訪れる期待が高まります。

多くの著名人が期待

イーサリアムは多くの著名人が期待している仮想通貨です。

多くの著名人がイーサリアムの可能性に期待し、Twitterで呟いています。

著名人が呟くことで、一般の人にもイーサリアムの人気がさらに広まり、価値が高くなっていると予測されます。

世界中で広がるイーサリアム

引用:coingecko.com

イーサリアムの取引で使われている通貨はUSDも多いですが、BTCなども多く使われています。

使われている取引所では、中国の取引所が上位に来ています。

イーサリアムは、アメリカなど欧米だけではなくアジアでも人気が高い通貨だということがわかります。世界中がイーサリアムに注目しているので、現在取扱いの無い国に進出すれば、さらに価格が上がると見込まれます。

まとめ

イーサリアムは進化し続けている仮想通貨です。大型アップデートも控えており、今後さらに注目されると予想されます。

また、EEAを中心に大手企業がイーサリアムのプラットフォームを活用し、ビジネスで実用化されることが見込まれます。今後も期待が大きいイーサリアムの動きはチェックしておきましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

税理士事務所で働く24歳OL。2016年8月に、わけも分からず仮想通貨を買って握りしめていたことが全てのはじまり。以前は「男にたかる港ガール」だったが、仮想通貨がキッカケで「自力で稼ぐこと」に目覚めて、今はICOや草コインを買いあさり、トレードまで自分で行うまでに。「クリプトカレンシー女子」として情報発信も広く行っている。