2017年、爆発的に価格を上昇させた仮想通貨Cardano(エイダ:ADA)。
仮想通貨投資を少しでもかじっている方なら一度は聞いたことがある名前だと思います。今回の記事ではCardano(以下ADA)について特徴や価格、将来性について解説します。
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目次
ADAは、もともとオンラインカジノやゲームで使われる通貨として開発されました。しかし2017年、開発途中にリブランディングをして大きく方向転換をし、現在は開発技術力をいかし、幅広い人に利用価値のある仮想通貨になるように開発が行われています。
ADAコインの概要
URL:https://www.cardanohub.org/
通貨名 | Cardano(カルダノ) |
通貨略号 | ADA(エイダコイン) |
公開日 | 2017年10月 |
時価総額 | 上のランクを参照 |
発行上限枚数 | 450億ADA(市場に流通しているのは320億ADA) |
取引承認方法 | PoS(Proof of Stake) |
処理速度 | 10~15件/秒 |
運営法人 | Emurgo(エマーゴ) |
支援財団 | Cardano Fundation(カルダノ財団) |
開発 | IOHK(Input Output Hong Kong) |
取扱国内取引所 | 無し |
取扱海外取引所 | Bittrex,Binance,Upbitなど |
公式サイト | https://www.cardanohub.org/ja/ |
ホワイトペーパー | – |
ADAコインの基本情報
名前の由来
ADA(エイダコイン)の名前は、エイダ・ラブレスから付けられました。エイダ・ラブレスは世界初のコンピュータープログラムを記述した天才女性貴族です。その名にちなんでエイダコインと名付けられたようです。
引用:ウィキペディア
開発に「チャールズ・ホスキンソン氏」が関わっている
ADA(エイダコイン)の開発は、チャールズ・ホスキンソン氏が手掛けています。チャールズ・ホスキンソン氏は、EthereumやBitSharesを手掛けた「暗号通貨の第一人者」と呼ばれています。チャールズホスキン氏は、天才数学者でもあり、彼が手がけた第3の仮想通貨としてADA(エイダコイン)は注目を浴びています。
チャールズ氏は開発だけではなく、世界中に浸透させる才能も持っている天才です。その才能と実力はIT界の神とも言われているビル・ゲイツ氏も絶賛するほど。
仮想通貨投資をするなら彼の動きは常に注目しておくことをオススメします。
- Twitter:https://twitter.com/IOHK_Charles/?id=104
- Youtube:https://youtu.be/SENKLL7VQtc
カルダノの今後
カルダノのプラットホームは今度の方針として、ADA(エイダコイン)のHPで以下の文章を上げています。
- 台帳システムと計算処理を別々の階層に分離する
- コアとなるコンポーネントをモジュール性の高い関数によって実装する
- 査読が行われる研究と競合する学者や開発小規模グループを作る
- InfoSecの専門家を早期に採用するなど学際的なチームを多用する
- ホワイトペーパー、実装、そしてレビュー中に発見された問題を修正するための研究を迅速に行う
- ネットワークを破壊することなく、導入後のシステムをアップグレードする機能を構築する
- 今後の研究となる分散型資金調達の仕組みを開発する
- モバイルデバイス上で安全に動作するための長期的な仮想通貨の設計の改善を行う
- 仮想通貨を運用および維持するために、ステークホルダー同士の関係を密接にする
- 同じ台帳システムで複数の資産を運用する必要性を認識する
- 従来のシステムのニーズに応えるために、オプションとしてメタデータを含むことができるようにトランザクションの抽象化を行う
- 約 1,000 のアルトコイン から理にかなっている機能を学習し、採用する
- 最終的なプロトコル設計を決定するためにインターネット技術タスクフォース(IETF)に触発された規格駆動のプロセスを採用する
- 商業の社会的側面を探求する
- ビットコインから継承した基本原則を損なうことなく、規制機関が商取引と対話するための健全な妥協点を見つける
とても長いので、わかりやすく説明すると、以下の通りです。
- 計算処理はバックグラウンドに隠し、台帳のみがユーザーに見えるわかりやすい仕組みを作る
- 安全性が高く、拡張が簡単にできて、ユーザーが使い続けたいと思えるプラットホームにする
- 中央集権型取引所を止め、ユーザー発行資産プラットホームを構築する
- 社会において使われる公式通貨と同等の価値や役割にする
この通りで、ADAが目指しているものは法定通貨にかなり近い仮想通貨をイメージしていることがわかります。
ADA(エイダコイン)の主な特徴
2017年にリブランディング
ADA(エイダコイン)は、もともとオンラインカジノやゲームで使われる通貨として開発されました。
しかし2017年、開発途中にリブランディングをして大きく方向転換をします。リブランディング後は、開発技術力をいかし、幅広い人に利用価値のある仮想通貨になるように開発されています。
発行枚数が450億ADA
ADA(エイダコイン)の発行枚数は450億ADAで、かなり多い枚数です。
ビットコインが2100万枚、NEM(ネム)が90億枚と比較すると圧倒的に発行枚数が多いことがわかります。
本来は630億ADAを発行する予定でしたが、450億ADAに減少し、現在市場に流通しているのは320億ADAです。残りの130億ADAは、Posにより市場に徐々に流出する予定です。
技術開発と営業が別企業
ADA(エイダコイン)は、技術開発と営業が別企業で行われています。
運営をしているのは、カルダノ財団なので、カルダノ財団が技術開発と営業を外注している形です。
技術開発は、IOHK(Input Output HongKong)が行っています。IOHKの設立者はブロックチェーンに豊富な経験を持つジェレミー・ウッドです。IOHKは、ADA(エイダコイン)の開発だけでなく、Deadlus、Ethereum Classic、Scorex、RS|Coinなどのブロックチェーンの開発も行っています。
営業は、Emurgoが行っています。
Emurgoは2017年に設立し、日本で登記している企業です。ADA(エイダコイン)には高い技術力がありますが、それを拡大させるためには営業活動は欠かせません。Emurgoが中心となって戦略的に拡大する活動をしています。
スマートコントラクト「Plutus」
ADA(エイダコイン)の取引では、イーサリアムと同じく契約行動をプログラム化して自動的に実行するスマートコントラクトを使用しています。
ADA(エイダコイン)が使用しているスマートコントラクト「Plutus」では、複雑で高度な契約内容も素早く処理することができます。スマートコントラクト「Plutus」を使用することによって、取引にかかる処理速度が10~15秒という速さを実現しています。
ウォレット「Daedalous」
ADA(エイダコイン)を利用する時には、オリジナルのウォレット「Daedalous(ダイダロス)」をダウンロードする必要があります。「Daedalous」は高い安全性を持っており、瞬時に送金できることが特徴です。「Daedalous」によって、ユーザーは安心して素早く取引をすることができます。
独自のブロックエクスプローラー
ADA(エイダコイン)では、独自のブロックエクスプローラーである「Block Explorer」を使用しています。
ADA(エイダコイン)は、全ての取引をブロックチェーン上に公開しています。「Block Explorer」を使うことによって、ユーザーが送金したADA(エイダコイン)の金額、送金者の公開アドレス、取引内容を知ることができます。
ADA(エイダコイン)の日本での広がり
エイダコインは日本での認知度が高い仮想通貨です。その理由をあげていきます。
東京工業大学との提携
2017年2月IOHKは、日本の東京工業大学との技術提携を発表しました。
IOHKと日本の大学が同時に開発するということでADA(エイダコイン)の認知度が高まりました。
引用:東京工業大学HP
日本発のプレセール
ADA(エイダコイン)は、2015年9月から2017年1月までプレセールを行いました。このプレセールが日本発ということで注目を浴びます。プレセールは4回にわたって行われ、
- 1期1ADA=0.20セント
- 2期1ADA=0.22セント
- 3期1ADA=0.24セント
- 4期1ADA=0.26セント
で販売されました。
日本円で、1ADA=0.3円程度です。プレセールは好評に終わり、合計2800万ドルの規模となったとのこと。
日本のATMで取扱い
ADA(エイダコイン)は、取引所での扱いと同時にATMでの引き出しができるようになる計画です。
日本では、最初に5か所のATMでADA(エイダコイン)の引き出しが出来るようになり、公開後1年以内に25か所のATMでの取り扱いを目指しています。
ADA(エイダコイン)は詐欺という噂もあった?
ADA(エイダコイン)は詐欺ではないか?という噂が出ていました。その理由をあげていきます。
Emurgoの過熱したプロモーション
ADA(エイダコイン)の公開前からEmurgoは営業活動をしていましたが、最初は口コミを重視し、代理店を置いて広めていきます。
まだ存在していないADA(エイダコイン)に対して、知識の乏しい代理店が「儲かる」「稼げる」だけを理由に広めていったことで、「詐欺ではないか?」と言われるようになりました。
4回にわたるプレセール
通常の仮想通貨では、公開前に行われる公募のプレセールは1回です。
しかし、長期にわたって4回もプレセールを行ったことによって、1回目に購入した人が心配になってしまい詐欺の噂がたっていたようです。
公開予定が遅れる
ADA(エイダコイン)の公開予定日は、当初2016年12月でした。それが2017年2月に延期になり、さらに2017年6月に延期しました。最終的に2017年10月に公開しましたが、度重なる延期に疑いの目が向けられました。現在ADA(エイダコイン)は公開しており、価値も高まっているため、詐欺の声はとても少なくなっています。
価格が上がるまでは複数の事柄が重なって、憶測が憶測を呼び購入者が不安になったものと思われます。
ADA(エイダコイン)のロードマップ
引用:カルダノロードマップ
ADA(エイダコイン)の開発は、「Byron」「Shelley」「Goguen」「Basho」「Voltaire」の段階に分けて行われる予定です。ロードマップはHPから確認することができます。
ADAコインの価格
ADAコインの時価総額は388億円です。(2018年2月12日現在)
BitcoinやEthereum、Rippleなどの有名な仮想通貨に次ぐ第5位です。2017年に公開したばかりの通貨ですが、かなりの市場規模を誇っています。
ADAコインのチャート
引用:https://coinmarketcap.com/currencies/cardano/
ADA(エイダコイン)は、上場直後に第10位の時価総額になりました。
その後は、ゆるやかに価格は下降していきましたが、2017年11月に大暴騰が起きます。1ADA=0.03ドルが、1ADA=0.14ADA(日本円で約15円)まで数日で一気に価格が上がりました。その理由は、取引所のBittrexにおいてイーサ建でADA(エイダコイン)の取引が可能になったことが原因と言われています。
2018年に入ってからは、仮想通貨全般が下落しているため、ADA(エイダコイン)の価格も下落していますが、市場全体が復活傾向にあるため、いずれは元の価格以上になるとの見方が強いです。
またADAについてはこういった予測記事も出ているので、参考までに掲載しておきます。
討論者たちは徹底的な分析をし、全コインについて2月1日と12月31日の時価総額と市場価格を予想しました。パネルディスカッションではCardanoのトークン(ADA)価格が8623.99%上昇し、2018年末には3番目(ビットコインとビットコインキャッシュに続いて)に高い時価総額となることが予想されました。引用元:Coinpost|フィンテック専門家が2018年の仮想通貨の価格変動予想を発表
ADA(エイダコイン)が購入できる取引所
引用:https://coinmarketcap.com/currencies/cardano/#markets
ADA(エイダコイン)は日本の取引所での取り扱いはありません。
最初はBittrexのみの取り扱いでしたが、現在はBinanceやUpbitなどでも取り扱っています。
Bittrex
Bittrexはアメリカの仮想通貨取引所です。扱う仮想通貨の数が200種類でとても多いのが特徴です。セキュリティが高く、2段階認証やコールドウォレットを使用しているため、ハッキングや盗難のリスクは少ないです。しかし、Bittrexは手数料が高く0.25%かかるので、大きな金額で利用する時は注意が必要です。
Binance
2017年に設立された、中国にある仮想通貨の取引所です。扱う仮想通貨は100種類以上で、設立して間もないですが世界第一位の取引高になっています。その理由は、手数料が安いことです。独自のトークンであるBNBを使うと、通常0.1%の手数料が半額の0.05%になります。中国の取引所ですが、日本語にも対応しているので海外の取引所が初めての人でも簡単に取引することができます。
ADA(エイダコイン)の将来性
Cardanoデビットカードで支払えるように
Cardanoデビットカードで、ADA(エイダコイン)が通常の通貨のように使用できるようになる計画があります。支払い時に使う通貨は自動的に両替され、店舗やオンラインショップで通常のデビットカードと同じように使えるようになります。
また、アプリと連携させると、ADA(エイダコイン) の取引履歴や残額を確認することができるようになり、私達の生活に普及する可能性があります。
格付けがB-からBへと格付けが上昇
【好材料】
Weiss Ratings社 格付け更新。
ADAコイン
評価『B』
前回のB- → B へ
ランクアップ!!!※以下ソースhttps://t.co/xRQHBrE4Nx#ADA #ADAコイン #エイダコイン #ADACOIN #カルダノ #Cardano #億り人 #自由億 #ダイダロス #ダイダロス #Ouroboros #ウロボロス #weissratings
— ADAコイン情報局🇯🇵JAPAN (@ADAcoin_news) 2018年2月3日
仮想通貨の格付けをしているWeiss Ratings社で、ADA(エイダコイン)の格付けがB-からBへと上昇しました。格付けが上がったことにより、ADA(エイダコイン)の価値もさらに上がると予測されます。
格付けについてはこちらの記事がオススメです。
またこの他にも「ステーキングウォレット」「複数取引所での上場予定」や、短期間での通貨としての成長ぶりを見てADAに資金が集まる可能性は高いです。
ADA(エイダコイン)を扱う取引所はまだ少ないです。今後世界各国の取引所で扱われることになれば、価格上昇が予想されます。今後もADA(エイダコイン)の動きは要チェックです。
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