【マンガ】仮想通貨Monero(モネロ)とは?特徴・価格・チャート・取引所・今後の将来性について解説します

Monero(モネロ)とはアルトコインの一つであるバイトコイン(Bytecoin)をベースに開発された仮想通貨で、匿名性が高いという点が特徴です。誰から誰にコインが移動したのかわからないために、たくさんのメリットがある一方で、犯罪に使われやすいのでは?と警戒されている通貨でもあります。

この記事では日本国内でも匿名通貨として有名になりつつあるモネロの概要・特徴や覚えておくべき知識を初心者でもわかりやすいようにまとめました。

マンガも用意しましたのでまずはこちらからご覧になってください!

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モネロ(Monero)の概要

URL:https://getmonero.org/

通貨名 モネロ(Monero)
通貨略号 XMR
公開日 2014年4月
時価総額 上のランクを参照
発行上限枚数 1840万枚
取扱国内取引所 コインチェック
取扱海外取引所 POLONIEX,kraken,bithumbなど
公式サイト https://getmonero.org/

モネロ(Monero)の基本情報

引用:coingecko.com

モネロは、エスペラント語で「コイン」を意味する言葉で、2014年4月に公開され、匿名性の高さから人気が高い仮想通貨です。

モネロは、ビットコインのソースコードではなく、CryptoNoteというプロトコルに基づいたオープンソースのPoW(Proof of Work)を使用しています。

また、発行上限枚数は設定されておらず、2018年2月現在で1580万枚発行されています(上限1840万枚)。

モネロ(Monero)の特徴

リング署名で匿名性が高い

モネロの特徴は匿名性が高いことです。その匿名性は、リング署名によって保たれています。リング署名とは、グループ内の人なら誰でも署名が可能で、検証する人に対し匿名性が保証できるデジタル署名のことです。

リング署名を使って署名されたメッセージは、特定のグループのだれかによって承認されますが、署名者同士が誰なのか区別することはできません。

リング署名自体は2001年から提唱されてきた技術ですが、モネロではさらに匿名性が改良された「ワンタイムリング署名」を使用しています。

ワンタイムリング署名では、ミキシングとワンタイムキーを組み合せることによって取引の追跡が不可能になっています。

ワンタイムアドレス

モネロのアドレスは、「閲覧用」と「送金用」の2つの秘密鍵によって生成されています。アドレスは非常に長い文字列のため、追跡しにくく、匿名性やセキュリティに優れています。

また、アドレスは、マスターキーのような役割を持っており、送金を行うたびにマスターキーはランダムなワンタイムパスワードを生成します。

閲覧用アドレス

閲覧用アドレスでは、取引履歴を確認することができます。取引履歴は一般に公開されません。取引履歴を一般の人が確認することができるのは、閲覧用アドレスを公開した時だけです。

送金用アドレス

取引の際、送金用アドレスと一緒に取引ごとにワンタイムパスワードが発行されます。送金用アドレスは、一回だけのアドレスのため、外部から追跡することはできません

たとえば、352.54XMRを送信する場合、まず300+50+2+0.5+0.04に分解して、それぞれを混合することで送信者を特定しにくくし、その後それぞれが署名をします。

ビットコインの匿名送金サービスや、匿名送金が特徴の仮想通貨DASH(ダッシュ)で利用されている「CoinJoin」と似ています。リング署名が「CoinJoin」と違う点は、取引をミックスする他の第三者がいなくても、一人だけで匿名送金ができることです。

取引が速い

モネロの取引にかかる時間は約2分です。ビットコインが取引に10分以上かかるのに対し、非常に速い取引スピードです。また、ビットコインで問題になっているスケーラビリティも、ブロックサイズ制限が無いため起こりにくいです。

ビットコインは、最大で1MBと決められています。1MBを超えてしまうと取引や送金に時間がかかってしまいます。その分モネロは速いスピードで取引ができるため優れていると言えそうです。

マイニングしやすい

モネロはマイニングしやすい仮想通貨です。ビットコインのような、大きな規模の設備は必要ありません。一般の家庭用PCでマイニングすることができます。

使い道が少ない

モネロでは匿名性を高くするために、拡張機能を犠牲にしています。そのため、企業が導入するのは困難です。導入する企業が少ないため、商品決済やさまざまなサービスで使うことができません。使い道が限られた仮想通貨です。

公式ウォレット

URL:https://mymonero.com/#/

モネロには公式ウォレットがあります。日本語には対応しておらず、英語のみのサイトですが、簡単にウォレットを開設することができます。

モネロがダークウェブで使われている

モネロは匿名性の高さから、ダークウェブで使われることがたびたび問題視されています。

ダークウェブとは

現在、大きいダークウェブが8つあります。Dream、Majestic Garden、Wall Street Market (WSM)、Zion Market、CGMC、Point Marketplace、Berlusconi Market、Libertas Marketです。

ダークウェブで売買されているのは、違法な薬物だけでなく、海賊版のソフトや未発表の本や映画、iTunes、Google Playで盗まれたアカウント、盗まれたクレジットカードやパスポートなどいろいろなものが売られています。

有名なAlphaBayでもモネロが使用されていました。AlphaBayは、4万人の売り手と20万人の顧客が利用していた大手のダークウェブです。2017年7月にアメリカ当局により摘発され、サイト運営者が逮捕されている…など、悪い噂の絶えない業界です。

ダークウェブについてはこちらの記事が参考になります。

ハッキング&盗難されたNEM(ネム)が換金されてしまった…と話題になった裏の世界「ダークウェブ」とは?

2018年2月13日

逆を言えば、それだけ匿名性が高く、追跡が困難な仮想通貨と言うことが出来ます。

ベルタス(Libertas)で採用

新しくダークウェブ業界に入った、ベルタス(Libertas)で支払いできるのは、モネロだけです。他の仮想通貨では支払いができません。

このように、モネロはダークウェブ業界の中で特に使われている仮想通貨です。

モネロ(Monero)と北朝鮮

最新のニュースで、モネロが北朝鮮に流れていることがわかりました。

米国に拠点を置くサイバーセキュリティー会社エイリアンボルトは、仮想通貨「モネロ」の採掘コードをインストールし、採掘した通貨を北朝鮮の大学のサーバーに送る仕組みのソフトウエアを発見したと明らかにした。

専門家は、国際社会の制裁下で新たな資金調達源を模索する北朝鮮にとって、仮想通貨は最善の外貨獲得手段だとみている。

このソフトの仕組みを調べたエイリアンボルトによると、ソフトは昨年12月24日に生み出されたもの。モネロの採掘にホストコンピューターを利用した上で、採掘した通貨を平壌にある金日成総合大学に送るという。

同社は発表文書で「仮想通貨は制裁で深刻な打撃を受けた北朝鮮に資金面のライフラインを提供している可能性があり、その結果として、平壌にある複数の大学が仮想通貨に明らかな関心を示した」と分析。今回発見したソフトについては「彼らが取り組んだ最も新しい製品かもしれない」との見方を示した。

同社は、仮想通貨の採掘に使われる北朝鮮のサーバーはインターネットに接続していないとみられると指摘。オブザーバーに北朝鮮との関連を気づかせない意図がある可能性を警告した。

金日成総合大学はコメントの求めに応じていない。北朝鮮の国連代表部からもコメントは得られていない。

引用:Newsweek 日本版

モネロ(Monero)の価格

引用:coinmarketcap

モネロの時価総額は4838億(2018年2月末現在)で、仮想通貨の時価総額ランキングで11位に入っています。同じく匿名性の高いDASH(ダッシュ)も10位であることから、匿名性の高い仮想通貨は人気が高いことがわかります。

モネロ(Monero)のチャート

引用:coinmarketcap

モネロは2015年に上場してすぐに価格が上がりましたが、その後落ち着いて1XMR=50円~100円の間で取引されていました。

2016年に入ると匿名性の高い仮想通貨が注目されはじめ、2016年後半には1XMR=1,500円に上昇します。2017年には、仮想通貨全般の人気が高まり投資する人が増えたため、5月には1XMR=7,000円になりました。
2017年12月、韓国最大の取引所「Bithumb」への上場がきっかけとなり、1XMR=54,700円の最高値を出しています。

2018年に入るとほとんどの仮想通貨は大きく下落しますが、モネロはそれほど下落せず、2月現在1XMR=30,000円程度で取引されています。

モネロが購入できる取引所

国内取引所

coincheck(コインチェック)

モネロを扱っている国内取引所は、コインチェックのみですが、2018年1月に起きたNEM(ネム)の流出問題で現在は取引することができません。

また、金融庁の認可を受ける過程で匿名通貨の取扱をやめる可能性もあるようです。

今後も動向を見守る必要があります。

海外取引所

poloniex(ポロニエックス)

poloniexは、2014年アメリカで設立された仮想通貨取引所です。扱う仮想通貨は100種類ほどで、アルトコインの取引高で世界一になりました。手数料が安く、世界最大級の仮想通貨取引所として人気が高いです。海外でも大手の取引所なので、安心して取引したいという人におすすめです。

kraken(クラーケン)

kraken(クラーケン)は2011年アメリカのサンフランシスコに設立された仮想通貨取引所です。

2014年に日本に子会社のPayward Japan株式会社を設立しました。アメリカの取引所ですが、サイトやサポートは日本語に対応しています。サーバーが落ちやすいことがデメリットですが、日本語で取引したいという人におすすめの取引所です。

Bithumb(ビッサム)

Bithumb(ビッサム)は、2014年韓国で設立された仮想通貨取引所です。

韓国は仮想通貨の取引をする人が多い国です。中でもBithumb(ビッサム)は、韓国で一番取引高が多く、1日の取引量が1000億円を超えたことがあります。Bithumb(ビッサム)が仮想通貨の取り扱いをはじめると、その仮想通貨が急騰するほど影響力のある取引所です。日本語にも対応しており、韓国の勢いのある取引所を使ってみたい人におすすめです。

モネロ(Monero)の今後

モネロはダークウェブで使われるなど、悪い面が強調されていますが、明るいニュースもあります。モネロの今後がどうなるかを検証してみます。

モネロ(Monero)2018年の予定

モネロは2018年にいくつかの計画を立てています。正式な時期は未定ですが、計画が実行される時には価格が急上昇する可能性が高いです。

ダークウェブ市場の拡大

モネロの計画ではありませんが、採用予定の内容です。

賛否両論の内容ですが、モネロはダークウェブ市場でさらに幅広く採用されるという見方が強いです。ダークウェブ市場での取引が拡大することによって、モネロの人気がさらに加速。これは、ビットコインや他の仮想通貨ではできないことです。匿名性が高く、取引スピードが速いモネロだからできることです。

ダークウェブ市場は、悪が多数を占めますが、モネロにとっては大きく価値が上昇する市場でもあります。

マルチシグネチャサポート

モネロは、マルチシグネチャの欠乏により、ダークウェブでの採用が阻止されていましたが、次のクライアントがリリースされることでマルチシグネチャの欠乏が解消されます。マルチシグネチャサポートは、ダークウェブ市場での要望が高いです。

マルチシグネチャサポートが実装されると、ダークウェブでさらに採用されやすくなります。

Kovri計画

Kovri計画は、モネロにI2P技術を加える大きな計画です。

モネロにI2P技術を加えることによって、プロトコル上の全ての取引と、コミュニケーションの匿名性は最高水準になります。Kovriは接続経路を匿名化するTor(トーア)の代用にもなり、ユーザーがさら使いやすくなります。さらに、Kovriは自身のインターフェイスを持つため、使用の時にモネロを所持している必要がなくなります。

Bulletproofs

Bulletproofsにより、モネロのブロックサイズが最大80%拡張され、取引手数料が削減されます。Bulletproofsのリリースは二段階にわたって行われる予定で、現在第一段階がテストネットで実装されています。

ハードウェアウォレット

モネロには、しっかりと守ってくれるハードウェアウォレットが存在しません。現在2種類が開発中で、2018年に開発される予定とのこと。

まず1種類目のLedgerは、2017年後半からNano SのXMRサポートに力を入れています。2018年にはNano SがXMRに対応する予定です。2種類目は、コミュニティ支援のモネロウォレットです。現在開発中で、2018年完成予定です。

モネロが決済に使われる

URL:https://www.projectcoralreef.com/

モネロは、匿名性を保つため、企業の参入はハードルが高く、決済に使われることはほとんどありませんでした。

しかし、ダークウェブ市場だけではなく、一般の市場にもモネロを使う活動が開始されました。

そのプロジェクトが、「Project Coral Reef」です。

「Project Coral Reef」では、45組のミュージシャンと、5つのオンラインストアがモネロ決済を受け入れる方針を出しました。このプロジェクトには、さまざまなジャンルの著名アーティストが参加しています。

URL:https://www.projectcoralreef.com/all-stores/

「Project Coral Reef」の運営チームは、コマースのサイトを運営するShopifyと共に活動しています。支払い処置としては、GloBeeが採用されました。

「Project Coral Reef」のオンラインサイトでは、モネロ決済で商品を15%割引で購入することができます。ダークウェブ市場だけでなく、表に出た市場での活動は、モネロの今後にとって明るいニュースです。

モネロがライトコインと提携

モネロのプロジェクトリーダーRicardo Spagni氏と、ライトコインの創設者であるCharlie Lee氏が直接合ってコラボレーションについて話し合いました。

時期は未定ですが、モネロとアルトコインがコラボレーションすることによって、クロスチェーンでのアトミックスワップが実現する予定です。

アトミックスワップは、2つの異なるブロックチェーンの間で、素早く安全に仮想通貨同士が交換できます。Ricardo Spagni氏と、Charlie Lee氏は、モネロの匿名性とライトコインの優れた流動性を組み合わせることによって、さらに通貨を強力にしたいと考えています。

今後、モネロがライトコインとコラボレーションすれば、市場規模が大きく拡大します。

世界中で需要が伸び続けている

引用:coingecko.com

モネロは、世界中で需要の高い仮想通貨です。

韓国ウォンとUSドルが同じぐらいのボリュームで使われており、BTCでの取引も多いです。モネロの取引に使われている取引所も、韓国をはじめ欧米など世界中の取引所が使われています。今後、まだ進出していない地域の取引所でモネロの取り扱いがされれば、さらに価格が上がると見込まれます。

まとめ

モネロは匿名性が高く、ダークマーウェブで使われることが多い仮想通貨です。しかし、今後はメインストリーム市場でも使われることが多くなり、今までモネロを取引していなかった層にも拡大することが予測されます。

また、2018年はモネロにとって大きな計画が待っており、その計画が実現すれば、さらにモネロの価値は高まり、価格上昇が見込まれますね。今後もモネロの動きから目が離せません。

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ABOUTこの記事をかいた人

税理士事務所で働く24歳OL。2016年8月に、わけも分からず仮想通貨を買って握りしめていたことが全てのはじまり。以前は「男にたかる港ガール」だったが、仮想通貨がキッカケで「自力で稼ぐこと」に目覚めて、今はICOや草コインを買いあさり、トレードまで自分で行うまでに。「クリプトカレンシー女子」として情報発信も広く行っている。