日本産の仮想通貨として2013年末に誕生した「モナコイン(モナーコイン:MONA)」。
日本から生まれた仮想通貨というだけあって、国内での人気は相当なものがあります。最初はライトコイン(LTC)と同じと言われていましたが、その後幾度となくバージョンアップが行われ、現在は完全なオリジナル仮想通貨として独自の進化を続けている通貨です。
今回の記事ではこのモナコインについて特徴や価格、将来性、購入できる取引所などモナコインがどういったコインなのか理解出来るように解説をしていきます。
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目次
モナコインの概要
通貨名 | モナコイン,モナーコイン(Monacoin) |
通貨略号 | MONA |
公開日 | 2014年1月 |
時価総額 | 上のランクを参照 |
発行上限枚数 | 1億512万MONA |
取扱国内取引所 | Zaif,bitFlyer,Bitbank |
取扱海外取引所 | Bittrex |
公式サイト | https://monacoin.org/ |
ホワイトペーパー | – |
モナコイン(モナーコイン)とは?
モナコインとは、日本発祥の仮想通貨です。純日本生まれの仮想通貨は初めての誕生ということで話題を呼びました。
モナコインの、モナは巨大掲示板の2ちゃんねるが発祥の名前です。
2ちゃんねるで使用されているAA(アスキーアート)のモナーがモデルになっています。モナーは2ちゃんねる内でいろいろな人の手によって進化しており、2ちゃんねるを愛好する2ちゃんねらーの間で長年愛されているキャラクターです。
(引用:ウィキペディア)
2ちゃんねる発祥の仮想通貨ということで、
- 管理人の「ひろゆき」氏が作った
- 2ちゃんねるの資金調達のために作られた
という噂がたちましたが、実際は海外の人気掲示板「4ch」発祥の仮想通貨ドージコインに触発された匿名の2ちゃんねらーが作ったようです。
開発責任者は、「Mr.Watanabe(わたなべ)」とのこと。しかし、その素性は全くわかっていません。2ちゃんねると同じく匿名の「名無し」が作った仮想通貨ということで、2ちゃんねらーを中心に愛されているコインです。
公開当時からホリエモンこと、堀江貴文氏が注目していたことでも話題になりました。
日本で暗号通貨を普及させるための一つの手段として3年前にオルトコインの一つであるモナコインに注目していました。やっとメジャーになって来たね。
自腹切っても「楽しいから」……アキバで“流通”する仮想通貨「モナコイン」の謎 (IT… https://t.co/CHEOyBmbqX— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2017年11月13日
モナコインには、公式キャラクターがあり「モナコインちゃん」がモナコインを宣伝しています。
また、有志によるウォレットサービス&モナコイン情報提供サイトも存在します。
こういったコミュニティーがあるのも国内ファンが多いモナコインの強さの一つと言えます。
モナコインの特徴
では特徴について説明していきます。モナーコインの特徴として、
- 発行上限枚数が1億512万枚と多い
- 取引スピートが速い
- すでに実際に使われている通貨である
の3つが挙げられます。
順番に解説していきましょう。
1.発行枚数が1億512万枚と多い
モナーコインの発行上限枚数は1億512万枚です。
有名なビットコインの発行上限が2100万枚ということを考えれば、ビットコインの5倍というかなり多い枚数を発行しています。モナコインの価格が急騰した2017年10月時点でも、すでに5千万枚発行しており、モナコインの市場規模の大きさがわかります。
当面は認知度向上や流動性の確保が課題となりそうです。
2.取引スピードが速い
モナコインは取引スピードが速く、承認速度は90秒/1件です。ビットコインでは承認する時間が10分以上かかることに比べると桁違いの速さです。
モナコインはもともとライトコインをベースに作られています。ライトコインは取引スピードが速いとされていますが、それでも承認速度に2分半かかります。モナコインは、いろいろな仮想通貨の中でも取引スピートがとても速い部類に入ります。
モナコインの取引スピードの速さの理由は、セグウィットにあります。
セグウィットとは、データを圧縮して同時にいくつかの処理を行う並行処理ができるシステムのことです。仮想通貨ではブロックチェーンのシステムを使っていますが、取引の増加に対して処理速度が付いていけないという問題がありました。
セグウィットは、取引データのインプット・アウトプット・電子署名の処理のうち、電子署名の部分だけを別管理することで、約60%のデータを圧縮することができ、その分処理スピードを速くすることができます。ライトコインもセグウィットを使用していますが、モナコインではシステムの向上によって、さらに取引スピードを速くすることができています。
3.すでに実際に使われている通貨である
現在仮想通貨はビットコインを中心に、店舗で使える種類が増えてきました。
その中でもモナコインは、すでに実際にいろいろな場面で使われている通貨です。
モナコインの特徴
メイドカフェに行ける
パソコンの部品が買える
コーヒーが飲める
クッキーが食える
Monappyでお買い物できる
Monappyが買える
メイドカフェでドンペリが遠隔で奢られる←new!— れとると・きゃりー(JC13)@モナコイン&ビットゼニー (@retoruto_carry) 2017年11月17日
モナコインが使える場所(インターネット)
- 「Ask Mona」:http://askmona.org/
投稿に「いいね!」をする代わりに、モナーコインを投げ銭することができる掲示板。役に立つ投稿や良い投稿に対して気軽にモナーコインを送ることができます。 - 「tipmona」:https://monappy.jp/memo_logs/view/monappy/123
Twitter上で相手にモナーコインを送ることができるサービス。所定の形式でツイートするだけでモナーコインが送れます。 - 「Monappy」:https://monappy.jp/
漫画やイラストなどのデジタルコンテンツを売買することができるサイト。モナーコインを使って購入することができます。
モナコインが使える場所(店舗)
- コミックマーケット:https://monappy.jp/memo_logs/view/Anno_kgrzk/1900
コミックマーケット、いわゆるコミケではモナーコインを使って出展しているサークルから同人誌やグッズを購入することができます。2014年からモナーコインが使えるサークルが出はじめましたが、年々使えるサークルが増えています。 - PCショップ「Ark」:https://www.ark-pc.co.jp/info/shopguide.html
秋葉原にあるPCショップ「Ark」ではモナーコインを使って、商品を購入することができます。モナーコインは取引スピードが速いので、実際の店舗でも使うことができます。 - iphone修理:http://ilab.cc/nagare/motikomi
「アイラボファクトリー」は愛知県名古屋市にあるiphone修理のお店です。iphoneの修理代金にモナーコインを使うことができます。名古屋市に住んでいないという人も、全国から配送修理で送ることができ、モナーコインで支払いができます。 - メイドカフェ:http://primo-prima.com/archives/1756
秋葉原にあるメイドカフェ、「天空のメイドカフェ『プリモプリマ』」でもモナーコインを使用することができます。「tipmona」や「Monappy」を利用して支払う方法の他に、ウォレットに直接送金する方法でも支払いができます。 - クリニック:http://towerside.jp/clinic/index.html
「名古屋タワーサイドクリニック」は、愛知県名古屋市にある美容専門のクリニックです。「名古屋タワーサイドクリニック」では、治療費用にモナーコインを使うことができます。仮想通貨が使えるクリニックは珍しい存在ですが、今後いろいろなクリニックでモナーコインが使えるようになると期待されています。
モナーコインは愛される通貨
モナーコインは他の仮想通貨と違い、多くの人から愛されている通貨です。
そもそもモナーコインは投げ銭として使われていた通貨であり、ポイントのような扱いで日常的に使われていたため親しみが深い仮想通貨です。2ちゃんねるが発祥の仮想通貨ということもあり、自分達が作り上げる通貨という認識が高く、いろいろなイベントも行われています。
LINEスタンプ
URL:https://store.line.me/stickershop/product/1610438/ja
モナーコインのキャラクターのモナコインちゃんのLINEスタンプです。ATH(過去最高値)を記念してLINEスタンプが作られました。モナーコインは親しみがあり日常生活に浸透しているため、記念のLINEスタンプまで作られています。
秋葉原ジャック
引用元:https://www.ark-pc.co.jp/news/article?id=3001679
2017年10月25日~31日にかけて、秋葉原ジャックというイベントが行われました。
秋葉原ジャックは、秋葉原のUDX、ラジオ会館でモナコインの広告動画を流し、モナコインを広めようというイベントです。主催したのは、田中さんという一人の有志です。モナコインは自分達で広める活動をさせるほど、愛されている仮想通貨だということがわかります。
その一部ですが、実際の映像がyoutubeにアップされています。
モナコインの価格
モナーコインの時価総額は226億円(2018年2月9日現在:$209,977,598×108円)です。
現在の時価総額のランキングでは84位ですが、2017年には17位になったこともあります。急上昇ランキングで1位になったこともあり、モナコインはとても注目されている仮想通貨です。
モナコインのチャート
引用元:Zaif
モナコインの長期チャートを見ると、ずっと横横で動いてきた価格が10月13日に第一波、12月1日から6日にかけて第二波。9月50円台だった価格が、ATHで約2200円まで吹き上げていることがわかります。
公開当時、1MONAは2.5円でした。2014年8月にワールドビジネスサテライトでモナコインが取り上げられたことで、76円まで急騰したことがありますが、その後は落ち着いて3年以上3円で推移してきました。
2017年に入って突然価格が急騰した理由は、いくつかあります。
まず、2017年4月にモナコインはセグウィットを導入しました。セグウィットを導入したことにより、取引量や取引スピードが向上し、今までモナコインを扱っていなかった投資家から注目されるようになりました。
2017年7月には、モナコインにとってはじめての半減期が訪れたことも理由の一つです。半減期を迎えたことによって、91円まで価格が高騰しました。半減期とは、マイニング(採掘)と呼ばれる作業の報酬が半分に減ることです。どの仮想通貨にも半減期が存在し、半減期の前は価格が急騰します。
モナコインの場合は、3年半で半減期を迎えます。2017年7月の次は、2020年5月頃に半減期を迎えると予測されています。
さらに理由として、2017年10月には、国内においてビットコインの取引高1位のビットフライヤーがモナーコインの取り扱いをはじめたことがあげられます。ビットフライヤーが取扱いをはじめたことによって、モナコインの認知度が一気に高まり、525円まで価格が上がりました。そのままモナコインの人気は加速していき、12月には2000円を超えるようになります。
2018年はビットコインをはじめ、仮想通貨全体の価格が落ちていることから、現在440円(2018年2月9日時点)になっていますが、全体の下落が落ち着けば、また価格は上昇していくという見方をする人が多いですね。
モナコインを購入出来る取引所
ではモナコインを購入出来る取引所をご紹介していきます。
Zaif(ザイフ)
URL:https://zaif.jp/
モナーコインをはじめて取扱いしたZaifは、モナーコイン取引所の先駆けとも呼ばれています。
独自トークンを売買できたり、マイナーな仮想通貨の取引もできるため、コアな人に人気が高い取引所です。
Zaifを活用する一番のメリットは取引手数料がかからないことです。モナーコインの場合は、-0.01%と逆に取引すればするほどお得になります。取引所の使い勝手が悪いことや、たまにアクセス増加でサーバーダウンすることがありますが、モナーコインを取引するにあたっては、お得な取引所です。
Zaifの口座開設方法は簡単で、HPにメールアドレスを登録するだけで口座を作ることができます。
bitFlyer(ビットフライヤー)
bitFlyerは国内最大手の仮想通貨取引所です。
資金が多く、多くの企業が出資しているため、信頼感があります。莫大な資金をかけてセキュリティーに力を入れており、安心して取引することができます。はじめてモナコインを取引してみたいという人は、信頼できるbitFlyerからはじめてみることをおすすめします。
bitFlyerの口座開設はセキュリティーが高いため、本人確認書類の提出が必要です。
本人確認書類をスマホやデジカメで撮影して送ると、確認書類の住所あてに転送不要で書留郵便が届き、受け取りをすると登録できます。現在モナーコインの取引手数料は、期間限定で無料です。無料期間の終了は2週間前に予告されるので、定期的にチェックをしましょう。
Bitbank(ビットバンク)
URL:https://bitbank.cc/
Bitbankは7種類の仮想通貨を扱う取引所です。
セキュリティーが高く、2段階認証や、ゴールドウォレットで通貨を管理しているので、万が一の時の心配が少ないです。
また、Bitbankはスマートフォンにも対応しているので、どこでも取引をすることができる取引所です。PCを持っていないという人でも気軽に仮想通貨の取引ができます。しかし、まだ小さな取引所なので注文量が少なく、仮想通貨を大量に買おうとすると意外な高値で買うことになってしまうことがあります。
今後は、手数料が無料ということでBitbankを利用する人が増え、それにともなって注文量も増えていくと考えられます。
Bittrex(ビットトレックス)
Bittrexは、200種類以上もの仮想通貨を扱うアメリカ最大規模の取引所です。
世界各国のマイナーな仮想通貨を買いたいという人に向いています。手数料が0.25%かかるので、取引を頻繁にする人は注意が必要です。
Bittrexでモナコインを購入する時は、他の海外取引所と同じく、日本円で購入することはできません。多くの人はビットコインに換えてから、モナーコインを購入します。海外の取引所は、倒産した時のリスクが高いことや、日本円を使えないことから、初心者向けではないです。
モナコインの将来性
モナーコインがさらに多くの店舗で使用できる可能性がある
モナーコインの特徴は、取引スピードの速さです。90秒で承認作業ができるため、電子マネーのように実店舗で使用することができます。
現在は、秋葉原などの実店舗でしか使用することはできませんが、クリニックといった新しい業態の店舗でも使えるようになってきています。今後、さらに使える店舗が拡大していけば、モナーコインの価値は高まると予想されます。
モナーコインが海外にも進出することを期待
モナーコインは、日本発祥の仮想通貨のため、日本での使用がほとんどです。
引用:Goingecko
左側のVolume by Currencyのグラフを見ると、モナーコインの取引で使われているのは、圧倒的に日本円が多いです。
また、右側のVolume by Marketを見ても、使われている取引所のほとんどが日本の取引所のZaifであることがわかります。この2つのグラフを見てわかるように、モナーコインは日本での取引が多く、海外進出ができていません。今後、海外でもモナーコインの認知度が上がれば、さらにモナーコインの価格が高騰することが予測されます。
海外での取引所が増える可能性もある
現在、モナーコインを扱う海外の取引所の中で、一番使われているのはBittexです。
Bittexはアメリカ最大の取引所ですが、ヨーロッパや香港などの大きな取引所ではモナコインはまだ上場していません。今後、アメリカ以外の国の取引所がモナコインを扱うようになれば、取引量が増えて価格が上がっていくと考えられます。問題はそこまで持っていけるかどうかです。
まとめ
日本発の仮想通貨モナコインは昨年末に価格を急激に上げた実績があります。
日本の文化は頻繁に海外にも取り上げられていますし、特に秋葉原界隈でのブームは世界に飛び火する傾向があります。そのためまずは国内での人気を確実なものにすることが大事だと思います。
そうすればおのずと海外からの人気も集まってくるはずです。
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