BPGグループがeMetalsと呼ばれる金属をリップルで購入することができるシステムを発表しました。このシステムは5月1日に始動するとのこと。
リップルは、とうとう金や銀などの金属と交換できるようになるということで、その存在価値を高めています。では早速このニュースを詳しくチェックしてみましょう。
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BPGグループがリップルを使ったeMetalsを採用
今回発表されたシステムはeMetalsといって、仮想通貨リップルと各種金属を取引するシステムです。このシステムを使えば、ユーザーはリップルを利用して、金・銀・プラチナ・パラジウムなどを購入したり売却したりすることができます。
このシステムを運用するのはBPGグループという金属業界のビッグネームで、ヨーロッパ全土からスクラップ金属を効率的に再利用しています。そのBPGグループが、ヴィエンヌ取引所というユーザーがリップルを使って各種金属をトレードできる取引所を開設しました。取引所の始動は5月1日、と間もなく。
eMetalsでリップルを金属と交換できることの意義
今回のニュースにリップルホルダーは色めき立ちました。
これまで、リップル社が提供してきた決済システムは大手銀行や各国の中央銀行で採用されて、リップル社は新時代のグローバルスタンダードを牽引してきましたが、仮想通貨のリップル自体はそのニュースを受けてもそれほど価格が変動しませんでしたよね。
リップル社がいくら素晴らしい製品を開発しても、仮想通貨リップルが決済に利用されていても、リップルの価値が上がるとは市場がみなさなかったのです。ところが、仮想通貨リップルが金と交換できるようになったら?
Twitterではこのような意見が出ています。
#XRP つまり、ゴールドを含む貴金属と交換出来る→金本位制的価値をXRPが獲得。#SBIVC https://t.co/Vui4wMFkC1
— norious13: (@6189_ryu) April 4, 2018
これまで、仮想通貨は各法定通貨と交換することでそれぞれの価値が決められていましたよね。
その法定通貨たちの多くは、過去に「金本位制」と言って、金と交換することでその価値を裏付けていた制度で、価値を認められてきました。金貨や銀貨といったそれ自体に価値がある通貨は、人々がその価値を認識しやすいのですが、紙幣はそれ自体にはほとんど価値がありませんよね。
だから、紙幣が発行されたとき人々が、「こんな紙に価値があるとは思えない」と思うのが当然のこと。
その紙幣に価値を持たせるのが「金本位制」です。
この紙幣は金◯gと交換できる、と国家が保証することで誰しもが紙幣の価値を認めるようになったのです。そして時が経つと、金と交換する仕組みがなくなっても紙幣の価値は変わらず認識されるようになり、日本では金本位制度はなくなりました。
さて、今回の仮想通貨リップルと貴金属の交換のお話ですが、日本の過去に照らし合わせてみると、リップルが「本物の通貨」としての第一歩を踏み出したように見えます。リップルが金や銀と交換されることで、リップル自体もそれと同様の価値を持つこととなり、様々な製品やサービスをリップルで当たり前のように購入できるようになる可能性を秘めています。
まとめ
今回のリップルの新システムeMetalsは、リップルを金や銀、プラチナなどの貴金属と交換できるようになる超絶画期的なシステムです。
しかも、eMetalsを使った取引所は今年の5/1にオープンします。
近い将来の話ではなく、すぐそこにきた現実です。リップルが貴金属と交換できるようになれば、自ずとリップルもそれらと同じ価値を持つようになり、世の中に広く浸透していくきっかけになるはずです。各国の銀行や中央銀行がリップル社のシステムを採用するというニュースよりも、仮想通貨リップルにとっては大きなニュース。
今後のリップル価格の変動に注目しておきましょう。
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