ビットコインをはじめとする主要コインの価格が軒並み上昇をして、多くのトレーダーが上昇理由を検討していると思います。そこで、今回はレンジの中で苦しんでいたコインたちの価格が急上昇した原因を探る記事をご紹介します。
それでは早速内容を確認してみましょう。
主要仮想通貨が上昇した理由とは?
翻訳元記事
CCN:Crypto Markets Flying: Litecoin up 30%, Bitcoin Surges 8%, Ethereum 12%, What’s Pushing it?
ビットコインやライトコイン、イーサリアムなどのメジャーな通貨が急上昇したため、仮想通貨市場全体の時価総額が、過去数時間の間に100億ドル以上も上がりました。
ビットコインは過去2週間は大きく動こうともがいていましたが、8%を大幅に超える上昇を見せて、3000ドルを回復。
CCNの報道によると、ライトコインは10%上昇し、その後さらに20%上昇して時価総額が5億円も増加。
水準是正ラリーの原因は何?
仮想通貨市場全体は、長期に渡って狭いレンジの中での安定的な値動きを見せており、ボラティリティが欠如していましたが、ようやく強い是正局面が訪れたのではと、2月8日にトレーダーたちは語りました。
DonAltのような複数のトレーダーは、仮想通貨の価値がさらに高くなることを期待して、ビットコインとイーサリアムの長期保有契約を行ったことを明らかにしました。
仮想通貨のテクニカルアナリストであるルークマーチン氏は、ビットコインが8%上昇すると3480ドルの抵抗線をブレイクして、さらに主要な抵抗線を超えて価格が回復する可能性があると語っています。
「ビットコインがわずか1%急上昇することは、他のメジャーコインの3%から10%の上昇に当たります。まだ、過去7日間は、退屈で狭いレンジの中で少ない出来高の状態状態です。
3430ドルのサポートライン、もしくは3480ドルをブレークするとアルトコインの価格も大きく上昇するでしょう」
と述べています。
ビットコインの価格が急上昇したことで、仮想通貨トレーダーDonAlt氏は、3000ドルを超えるリバウンドを見せたことで、今後は4000ドルを超える可能性があると付け加えました。
とあるトレーダーは次のように述べました。
「オッケー。しばらくの間は浮かれずに落ち着きましょう。私たちはレンジのトップに到達したので、ビットコインとイーサリアムでは利確して、リスクオフする時が来ました。そうすることで4000ドルになると自分に言い聞かせています」
ほとんどの仮想通貨の下落や上昇は、ファンダ的要因よりもテクニカル的要因に強く影響されます。
ビットコインの3300ドル、イーサリアムの100ドルのような重要な節目を買い向かうことで、市場は急速に回復する可能性があるでしょう
しかし、エコノミストであり仮想通貨アナリストのアレックスクルーガー氏は、ロバートジャクソンによるビットコインETFの上場承認支援が、最近の仮想通貨市場を刺激した原因であると述べています。ロバートジャクソン氏がビットコインETFを示唆していることが、ファンダ面では大きいと言えます。
テクニカル面では、ビットコインが3450ドルを超えたことが、古典的な価格転換点と言えるでしょう。
アナリストは、日中チャートを拡大することで、確認できると言っています。
2月8日、SECのロバートジャクソン氏は、長期的にはビットコインETFが承認されると見ていると述べています。
ロールコールへのインタビューでロバートジャクソン氏は、ETFの上場申請がSECの基準を満たしていれば、最終的には承認されることを強調していました。
それは偽フラグ?
ビットコインは、まだ4000ドル以下で、水準是正ラリーが積極的なうちに、何週間も超えられなかった4000ドルの重要な抵抗線を突破しなければなりません。
市場が、現在の勢いを維持し続けられるかどうかはわかりません。
しかし、ほとんどの仮想通貨の回復規模、過去6時間の仮想通貨市場が見せた強さを考えると、仮想通貨市場全体が短期的な強さを見せる可能性があるでしょう。
ライトコインやEOS、イーサリアム、Cardanoなどの主要通貨は、特に好調でした。2019年は数カ月は苦しい局面ののちに、強いパフォーマンスを見せることが予想されていました。
過去の最高値と比較すれば、ほとんどの仮想通貨は平均で90%以上下落しています。それでも、短期的な水準訂正ラリーは市場への売り圧力を緩和しました。
まとめ
仮想通貨市場の上昇は、テクニカル的なものと、ビットコインETFの上場承認思惑の2つの理由があると考えられます。
テクニカル面で重要な4000ドルを突破して、再度上昇相場に突入するとよいですね。
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