仮想通貨「ライトコイン(LTC)」の創始者であり、開発者でもあるチャーリー・リー氏(以下、チャーリー・リー)が、自身の保有するライトコインを全売却したという衝撃のニュースが飛び込んできました。
チャーリー・リーはサンフランシスコを拠点としたソフトウェアエンジニアであり、2011年にライトコインを開発し、世に送り出した人物です。現在における仮想通貨の頂点である「ビットコイン」をリスペクトし、なおかつ独自のスタイルでそれを越えていこうとする姿勢があっただけに、今回の全売却が大きな話題となっています。
今回はそんなチャーリー・リーの人物像を始めに、その思想やなぜ今回のLTC全売却に至ったのかを調べてみました。
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「実用性」に重きを置いた仮想通貨
ライトコイン創始者であるチャーリー・リーは、ライトコインに着手する以前はGoogleのエンジニアとして働いており、兄であるボビー・リーは中国の大手仮想通貨取引所であるBTCチャイナのCEOを務めています。つまり、ライトコインの創始者は元々仮想通貨を身近に感じていた人物でした。
2011年10月にリリースしたライトコインは、「ビットコインよりも決済スピードが速く、一般的に使われること」……つまり、「実用性」に重きを置いた仮想通貨です。
チャーリー・リーは「ビットコインが金ならば、ライトコインは銀である」という思想を語っており、ビットコインを踏襲しつつも独自性を持ち、発行量の高さを誇るライトコインに強い自信と信頼を置いています。
ライトコインを売却したのは「利益相反を避けるため」
そんなチャーリー・リーがライトコインを全て売却or寄付したので大騒ぎです。
Please read the whole post. Reddit thread is here: https://t.co/4xIZl7IC2V pic.twitter.com/VoIlA0Xjj3
— Charlie Lee [LTC] (@SatoshiLite) 2017年12月20日
では、なぜ彼は自身のライトコインを売却してしまったのでしょうか?
一部では「チャーリー・リーはライトコインを見捨てた」という声も見受けられますが、実際はそうではありません。彼はライトコインを売却した理由について、「利益相反を避けるためだ」と説明しています。
要するに、「開発者である彼自身がライトコインを保有しながらSNSで発言すれば仮想通貨の価格を動かしてしまう恐れがあり、そのリスクを回避するためにライトコイン売却に至った」とのこと。
そして、彼はライトコインの開発について下記のようなコメントをしました。
「ライトコインを見捨てるわけではないので心配しないでほしい。ライトコインには私のすべての時間を費やす。ライトコインがうまくいけば、コインの保有を通してではなく違った方法で報酬を得ることができる。このようなかたちが、ライトコインの成長を見届ける上でベストの方法だと信じている」
しかし、チャーリー・リーがライトコインを手放したことに不安を感じるユーザーは少なくないはずです。売買の際は相場を見ながら慎重に判断をした方が良いでしょう。
創始者が見ているのは「ライトコインの未来」
今後、ビットコインを始めとしたさまざまな仮想通貨はさらに一般的に活用されていき、普及が進んでいくでしょう。
しかしライトコインは現在、ビットコインに比べてそこまで普及が進んでいる様子はありません。どちらかと言えば、今回の売却騒動でまたひと波乱起きる可能性もあるのです。チャーリー・リーが見ているのは現状ではありません。あくまで「未来」、ライトコインの「将来」のみを見つめています。
今回の騒動についても、「長期的に見ればライトコインにとって良い結果になると思う」とコメントしており、ちょっとの波では牙城は崩れないといった大らかな姿勢を見せる余裕すらあります。
もしかすると、チャーリー・リーの頭の中ではすでにライトコインが普及している、より良い世の中が展開されているのかもしれません。
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