テザー社と言えば、ドルと完全連動するUSDTを発行していることで有名ですが、以前よりUSDTには悪い噂がつきまとっていました。
発行されたUSDTと同等額のドルがテザー社によって保管されていることで、米ドルと同じ価値が担保されています。ですが、そのテザー社が発行済USDT分の米ドルを本当に保有している確たる証拠がないまま今に至っており、USDTやテザー社は常に猜疑的な目で見られている…という背景があります。
そんな中でテザー社はUSDT価格がドル円と連動しなくなったことにより市場からUSDTを回収。その動きに加え、今回のバーンで余計に「本当に米ドルを持っているのか」という疑問が深まった形となりました。
では早速記事の本文を確認して見ましょう。
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ドルと値動きが一致するステーブルコイン(USDT)を、5億USDTほどバーンしたとテザー社のツイッターで発表
参考記事
CCN:Tether Just Burned 500 Million USDT Stablecoin Tokens
水曜日の午前1時過ぎ、ドルと値動きが一致するステーブルコインテザー(USDT)を、5億USDTほどバーンしたとテザー社のツイッターで発表しました。
Tether has just destroyed 500M USDt from the Tether treasury wallet with the following tx: https://t.co/HTG52LaRVh
For more information see the announcement here: https://t.co/McLTCGzmJi— Tether (@Tether_to) 2018年10月24日
過去数週間、米ドルとの1:1の安定価格が崩れてしまってからはテザー基金へ大量のUSDTの流入が見られました。10月14日にUSDTが一ドルを下回り始めたので、10月23日には6億8000万USDTがテザー基金に移管されました。
これらの移動はビットフィネックスの管理下にあるアドレスによって行われていました。
これは、ビットフィネックスが所有と管理をテザーと共同で行っていることの証拠と言えます。
ビットフィネックスのコールドウォレットのビットコインは10万BTCまで減少しているので、ビットフィネックスが市場からテザーを抜くためにビットコインを消費していると考えられます。おそらく、1ドルと完全一致しているステーブルコインのビジネスを完全に終了させるのでしょう。
これらの資産移動の結果、駐通中のUSDTは10日で4分の1までに減少して、およそ20億ドルとなりました。
これらのトークンの多くは流出で奪わられたことだけでなく、会社によってバーン、もしくは破壊されてしまったでしょう。ビットフィネックスのコミュニケーションディレクターであるキャスパー氏は、この取引について「ドルと同一であることを維持することとは何の関係もないことだ」と述べています。
テザー社はドルとUSDTの1対1の交換を保証しているからです。
彼は、テザー社が意識的に供給を縮小していることは否定しました。
キャスパー氏は「破棄されたUSDTはビットフィネックスのウォレットにあったものでビットフィネックスはテザー社の主要な顧客の1つというだけです」と述べました。テザー社は、水曜日にテザー基金の講座の全てのUSDTをバーンしておらず4億6600万USDTが将来のUSDT発行準備のために残されています」と発表しています。
本当に償還なの?
今回の発表は、USDTをテザー基金に移動したことは、テザー社がホワイトペーパーに記載してあった「償還」というプロセスであるとみなしています。
2016年のホワイトペーパーでは、USDTのホルダーは直接償還できると明記しています。
テザー社はUSDTは米ドルのデポジットに担保されていると主張していますが多くの懐疑的な論者は、USDTが完全に担保されているという主張を疑問視しています。
まとめ
欧米各国では、米ドルと同じ値動きをする仮想通貨は税制面から非常に重要視されています。日本では他の仮想通貨に変換するだけで、利益確定とみなされますが、諸外国では法定通貨に戻さなければ利確とみなさない、としている国が多いためです。
そのため、USDTのような通貨が重宝されるのですが、USDTは同額の米ドルを保有していないという疑問を拭い去れずにいます。
今回の出来事でより一層USDTへの信頼が揺らいでいますので、USDTを取引する場合は十分に注意しましょう。またUSDTの大きな崩壊は他の通貨の崩壊を招くことにもなりかねないので、値動きを注視する必要があります。
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