テザー社(USDT)に2つの疑惑?市場操作と準備金を用意していない可能性。もし両方ともに真実だとすれば…

コインチェックのNEMハッキング事件が世間を大きく騒がす大問題になっていますが、その裏で実はコインチェック問題以上の大きな疑惑が持ち上がっています。

それがUSDTの準備金用意していない疑惑とビットコイン相場操縦疑惑です。

もし、この疑惑が真実であれば、これまでのビットコイン相場を含めた全ての仮想通貨相場の根底が覆ることになり、仮想通貨相場は大混乱をきたすことが予想されます。今回は、USDTの疑惑と影響について、解説していきます。

USDTが準備金を用意していない疑惑

URL:https://tether.to/

USDTとは、テザー社が発行している1ドル=1USDT固定の仮想通貨です。

ユーザーが、USDTを購入すると、テザー社はその分のドルを準備金としてプールするので、1USDT=1ドルという前提が崩れない仕組みとなっています。

しかしユーザーは人間ですから本当にそうなのか?という疑問は湧くもの。そのため、2017年からテザー社に対しては「本当に準備金をプールしてあるのか」という疑惑が何度も持ち上がってきました。

テザー社はそれを払拭するために大手監査法人フリードマンLLPと契約を結んで、準備金と発行トークン量の残高に関するデータをまとめてもらうことにしていました。ところが、1月27日にテザー社と重要な関係にあるフリードマンLLPが関係を打ち切ったという情報が流れてしまったのです。

米ドルなどの法定通貨と連動する仮想通貨テザーの運営会社と監査法人フリードマンLLPとが関係を打ち切った、という観測が27日から流れている。引用元:コインテレグラフ|テザー社が監査法人と関係打ち切りの噂でUSDT巡る疑惑高まる

なぜ契約を打ち切ったのか、その理由を推測するとUSDT疑惑がさらに、色濃くなってしまいます。

元々2017年9月に疑惑を打ち消すために第三者による監査をするといいながら、内部調査文書を発表しただけでしたし、2ヶ月後には30億円以上のUSDTがハッキング被害を受けたと発表しました。「準備金が足りないからハッキング被害を受けたと捏造したのでは」と疑いたくなるようなシナリオです。

本当に裏に準備金が用意してあるのかどうか。これが一つ目の疑惑です。

USDTの大量発行とビットコイン価格上昇に相関関係

テザー社が発行するUSDTに裏付け金が用意されていない疑惑だけでも大問題ですが、さらに問題を大きくするのが、USDTの大量発行直後2時間以内に、ビットコイン価格の急上昇が起きている問題です。

ビットコインの急激な価格上昇のうち48.8%が、USDTが発行されて、テザー社のグループ会社香港のビットフィネックスウォレットに着金してから2時間以内に起きているという匿名レポートが発表されたのです。

米ドル等の法定通貨に裏打ちされた仮想通貨テザー(USDT)がビットコイン市場操作に利用されているという匿名の分析レポートが先週発表され、話題になっている。引用元:コインテレグラフ|【テザー疑惑】新規USDT発行直後にビットコイン価格上昇の傾向 匿名レポートが市場操作の可能性指摘

もし、これが真実であれば、先ほどのUSDTの準備金がない疑惑と関連づけると「準備金なしのUSDTを大量発行してビットコイン相場を釣り上げた」という大問題に発展します。

つまり、これまでのビットコイン上昇相場が砂上の楼閣だったことになってしまうのです。

疑惑が真実だった場合、ビットコイン価格は30%から80%下落する

匿名レポートは、疑惑が真実だった場合のビットコイン価格の下落は30%から80%と予想しています。

もし疑惑が真実だった場合2018年1月30日現在のビットコイン価格が118万円前後なので、約82万6000円から23万6000円まで下落するということになります。

確かに、テザーが準備金を用意せずにUSDTを発行して、その上ビットコインの上昇を演出していたとしたら、ビットコイン相場を筆頭に各仮想通貨相場は大暴落して、1年にわたる仮想通貨上昇相場は完全に終わりを告げて新たなステージに進むと思われます。

ブロックチェーン技術は今後のテクノロジーの発展の中で必要不可欠な技術なので、ビットコインを始めとする仮想通貨の価値がゼロになることはまずありません。ダウも日経平均も、現在に至るまで何度も暴落しながらも上昇してきているので、仮想通貨関連も大暴落後に徐々に息をふきかえすことと予想されます。

ただ、レポート通りの下落が起きた場合は、一時的に大きな含み損を抱えることになるので、衝撃に耐える用意は必要です。今後のテザー社関連の報道には注意してください。

まとめ

USDT疑惑の今後の展開は不明ですが、匿名レポートの通り、「USDTがビットコイン相場の操縦に使われていて、ビットコイン急騰の半数がそのせいだった」上に「テザー社はUSDTと同額のドル準備金を用意していない」となると、ビットコインだけでなく仮想通貨市場全体に大きな衝撃が走ります。

コインチェック事件どころではない大きな騒ぎとなるので、今後もテザー社関連のニュースには目を光らせて臨機応変にかつ慎重に行動しましょう。

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経営者兼投資家です。テクニカルも意識していますが、ファンダメンタルズ優先で活動しています。国内外の仮想通貨ニュースはもちろん、値動きに直結するニュースをメインに集めて配信しています。得意銘柄は主にBTC,BCH,XRP,ADAなどです。ICOも情報入り次第配信します。