タイの銀行がリップルのシステムを使った取引にユーロとポンドを新たに加えることを発表しました。
3月13日にこのニュースを発表したのはタイの最大手「サイアム商業銀行」です。
先進国だけではなく、発展登場国でもリップルの送金システムがどんどん採用されているので、近い将来「国際間送金」はリップル社のシステムが標準になる日が近いと思われます。それでは今回のニュースをじっくり検証してみましょう。
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ポンドとユーロが採用。ヨーロッパの主要通貨をカバー
この度、サイアム商業銀行のリップルによる国際取引にポンドとユーロが加えられるというニュースは「バンコクタイムス」のサイアム商業銀行の最高戦略責任者へのインタビューによって明らかになりました。
インタビューによると、サンフランシスコのスタートアップ企業が開発したリップルの送金システムを利用した国際送金取引にユーロとポンドを第三四半期までに導入するとのことです。最高戦略責任者によると、ポンドとユーロはリップルネット内の銀行と連携しながら、小口の個人取引の入金や送金のメインになるだろうとしています。
すでに、円の送金システムはタイの中央銀行「タイ銀行」の指導のもと、日本のタイ人たちが祖国に送金する試みが実行されています。日本タイ間の国際送金システムは稼働中で、ポンドユーロを加えても技術的な面で変わりはないため、実験プロセスをやり直す必要はないかもしれないとサイアム商業銀行は述べています。
すでに日本円で問題なく運用されていることから、ポンドやユーロの実装はスピーディーに行われる見立てのようですね。
実はサイアム商業銀行とSBIはリップルの送金システムを実用化済み
タイのサイアム商業銀行は2017年7月に日本のSBIグループと連携して日本とタイの間で「即時入金サービス」を稼働させています。
日本に住むタイ人が現地に送金する際、従来は2営業日もかかっていましたが、リップルのシステムを導入することで、日本から日本円で送金すると2秒から5秒以内に、サイアム商業銀行の口座で「バーツ」で受け取れるようになっています。
日本からタイへの送金額は年間約2億5000万米ドルに達するとのこと。
このシステムの素晴らしい点は「即時」送金が反映される点と送金側も受け取り側も「両替」が不要な点です。
今回サイアム商業銀行で導入されたポンドとユーロも、バーツと円と同じように即時入金、両替不要の優れたサービスになるはずです。
リップル社のシステムがもうすぐ稼働する企業、銀行まとめ
今回はタイのお話でしたがここでもう一度リップルのシステムの採用が決まっていて稼働が近い銀行や企業、をおさらいしておきましょう。
実用化の時期を明言していない企業や銀行が多いので、実用化時期を明言しているものをピックアップしました。
- スペイン:
サンタンデール銀行……スペイン、イギリス、ブラジル、ポーランド間での即時国際送金システム。2018年4月までにスタート予定。 - アメリカ:
Cuallix社……アメリカメキシコ間の即時国際送金システム。2018年中に実用予定。実験済み。 - 日本:
SBIグループ……日韓送金システム実験中。2018年中に実用化予定。 - アメリカ:
マネーグラム社……国際送金にリップルのシステムを利用。2018年中に実用予定
これらは一部です。2018年からオリンピックイヤーにかけてはリップルのプロダクトを活用する企業や銀行は爆発的に増えると予想されています。
まとめ
リップルのシステムが凄いところは既存の銀行間の送金システムを壊すのではなく残しつつ良くしようとしている点だと思います。その結果、銀行から嫌われることなく、むしろ好意を持ってもらえています。先進国、発展途上国を問わずどんどん実用化が進んでいるのはこれが原因ではないでしょうか。
特に海外に出稼ぎに行くことが多い国では、いち早く導入が進んでいる印象がありますが、まさにリップル社の思惑通りに事が進んでいると言えそうですね。
この調子でどんどんとリップル社のシステムが実用化されれば、暮らしが便利になるだけでなく、リップル価格の上昇も期待されます。また、いいニュースが出次第速報をお届けします。
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