昨年末から仮想通貨相場を上下に揺さぶる原因の1つだった韓国政府の仮想通貨に対する見解が発表されました。
それは「違法取引、不法取引には立ち向かうものの、ブロックチェーン技術をしっかりと育てる」というものでした。とはいうものの、全面的に受け入れるという訳ではありませんし、政府内でも様々な意見が出ていて結論が出た訳でもありません。
しかし、この声明によって、韓国政府の仮想通貨に対するスタンスが明らかになり、韓国のトレーダーたちは胸をなでおろしたはずです。
今回は、韓国のスタンスや価格への影響を解説していきたいと思います。
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韓国の仮想通貨トレーダーの署名が政府に口を開かせた
韓国では去年から仮想通貨取引に対する規制や禁止の可能性が政府関係者によって取りざたされていたため、多くのトレーダーが禁止の撤回などを要望する署名を集めていました。
韓国では、日本以上に熱狂的なトレーダーが多く、仮想通貨禁止のニュースは仮想通貨相場を何度も暴落させています。そんな熱心なトレーダーたちが集めた署名は10万人近く集まり、それによって韓国政府は声明を発表する義務が生じたのです。
そしてその回答が、2月14日に発表されました。
韓国政府声明「ブロックチェーン技術を育てる」
韓国の国務調整室のホンナムギ室長は以下の声明を発表しました。
「我々は、ブロッックチェーン技術を育成する精神で、暗号化取引を透明化する」
つまり、ブロックチェーン技術を禁止するのではなく、不透明な取引について規制をすることを示唆しています。さらに「市場の様子や国際状況をしっかりと注視して、全ての手段を解放している」と述べました。これは仮想通貨取引所を禁止することはないと受け取ることが出来ます。
また今後の規制については次のように述べています。
「私たちは、仮想通貨に対する追加の規制として『取引所の認可制』の採用を検討しています。ニューヨーク州のような選択許可制をモデルにする可能性が高いです。」
アメリカのニューヨークでは、2015年8月からビットライセンスと呼ばれる仮想通貨取引所の州による認可制度がスタートしました。日本では、2017年に認可制を導入しました。認可制にすることで、韓国の仮想通貨市場は健全化していくことと思われます。
韓国は全世界のビットコイン12%の取引量。今回の声明によるビットコイン価格の影響は?
今回のポジティブニュースは、ビットコイン価格にどんな影響を及ぼしたでしょうか?
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引用:https://www.tradingview.com/x/dOFmORbY
度重なるネガティブニュースの連発や株安の影響もあり下降トレンド継続中だったビットコインは、韓国政府の声明が発表されてから力強い上昇を見せました。
2月5日、6日の大暴落以降、100万円の壁をこえることができませんでしたが、2月14日夜にようやく分厚い壁を突破しました。ようやく2ヶ月間続いた下降トレンドが転換して、上昇トレンドに切り替わったと見る向きも少なくありません。
この先は120万円から160万円までのしこり玉がネックになりますが、上昇トレンドに乗れば、利確や損切りよりも、ホールドを選択する人が増えるためそれほど苦しまずに上昇することが想定できます。
まとめ
韓国政府は、仮想通貨トレーダーの声を受けて「仮想通貨取引を禁止することはないこと」や「ブロックチェーン技術を育成すること」そして、「不法取引や違法取引、不透明な取引」を規制することを発表しました。
全面禁止も噂されていた中で、ポジティブサプライズなニュースだったと考えます。
そのせいか、ビットコイン価格も上昇に転じていますし、株高傾向になっていますので、このまま仮想通貨全体が上昇トレンドに転換することを願いたいですね。
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