仮想通貨はサイバー犯罪の温床となる可能性の高い、狙われやすい通貨です。
実際に仮想通貨を巡るトラブルについて、警視庁サイバー犯罪対策課に寄せられた相談件数は2017年11月時点で2016年の6.7倍に。警視庁と仮想通貨の取引所が犯罪防止の協定を結んでいるほど、トラブルは増えている状況です。
そんな中で大切になってくるのが「個人ができるセキュリティ対策」です。
今回は手を出しやすい対策として二段階認証、ハードウェアウォレット、スマホ側の指紋認証を取り上げます。各々の対策で完全にセキュリティを確保できるわけではないので、特徴を理解した上でできる限り3つとも対策を施すことが必要です。
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1.これだけは最初に設定しておきたい二段階認証
必要最低限のセキュリティ対策として今や設定が必須となっているのが、二段階認証です。
これは通常のID/パスワードの確認に加えて、SMSや認証アプリを利用して不正アクセスを防止するという方法です。二段階認証をしているからといって必ず安全とは限りませんが、ID/パスワードを盗まれた時などの保険になります。
多くの取引所においてこの二段階認証の設定がトラブル時の補償の条件にされていますので、必ずしておいたほうがいいでしょう。
変更はコインチェックの場合はこちらから。
bitFlyerの場合はこちらから行えます。
オススメはアプリを使った二段階認証です。アプリはGoogle Authenticatorをオススメします。
設定には事前にアプリをダウンロードする必要があります。
各サイト画面に指示がでますので、指示通りに設定を進めていきます。二段階認証の設定が完了すると、ログインや送金をする際に二段階認証の画面が表示され、アプリ内の数字を入力することでログインが出来るようになります。
数字は一定時間ごとに切り替えられるので、二段階認証で入力した数字が外部に知られても、次のログイン時に使うことはできないという仕組みです。「ワンタイムパスワード」としても知られていますね。
アプリの二段階認証は30秒単位で数字が切り替わる仕組みのため、第三者がそれを解除するのは不可能と言われています。30秒の間に突破できるほどの性能を持つコンピューターが世の中には無いという話を聞いたことがあります。
2.ハッキングの脅威から秘密鍵を守れるハードウェアウォレット
外付けハードウェアにパソコン内の大事な情報を保存するように、仮想通貨もハードウェアを利用することで安全に保管することができます。それがハードウェアウォレットです。
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ハードウェアの一番の利点は、ネットワークにつながっていないことです。スマホやパソコンなど、ネットに接続できる端末はどんなに対策を施していても、ハッキングの脅威を拭うことはできません。ハードウェアウォレットであれば、その脅威から仮想通貨を守ることができます。
ハードウェアウォレットを利用するためには、まずは目的の仮想通貨に対応しているハードウェアウォレットの購入が必要です。購入するときは正規代理店が安全ですが、Amazonを始めとした通販サイトで購入することも可能です。
ハードウェアウォレット内に保管するものは実際の仮想通貨ではなく、自身の口座を開くための「秘密鍵」です。取引所のサイトを開いた時に、ハードウォレットをパソコンやスマホに接続し、パスワードを入力することで取引所での取引が可能となる仕組みです。
ハードウェアに仮想通貨を送る際、入力ミスなどでセルフGOXすることもあるようです。そんな事態にならないように慎重に。そして少額から始めることをオススメします。
3.本人がいなければ解除できない、スマホ側の指紋認証
3つ目がスマホのウォレットアプリを利用した指紋認証です。
指紋認証を設定できるかどうかは取引所が対応可能かどうかにもよりますが、二段階認証も突破可能な現代において、可能ならば指紋認証も設定しておくにこしたことはありません。
本人の指紋が必須のこの認証方法は、本人がいなければログインや送受信ができません。知らない間に少しずつ仮想通貨を抜き取られるというようなことが、指紋認証の設定で不可能になります。
ただし、このセキュリティ方法にも弱点はあります。不運にもスマホと共に拉致に遭い、ウォレットアプリに指をかざすよう仕向けられる、といったことがあればセキュリティは簡単に破られてしまいます。しかし、本人のあずかり知らぬ場所で不正アクセスが行われる可能性は、格段に低くなります。
仮想通貨にとどまらず、ネット社会においてこの指紋認証も、非常に大切なセキュリティ対策になっています。
複数のセキュリティ対策でそれぞれの弱点を補う
悪意あるものが仮想通貨を奪おうと考えれば、あらゆる手法を使ってきます。
そのため、利用者側もできる限りの対策を立てることが、大切な仮想通貨を守ることにつながります。基本の二段階認証はもとより、ハードウェアウォレット、指紋認証でそれぞれの弱点を補いながらセキュリティを強固にしておけば安心ですね。
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