仮想通貨のリップル(XRP)が最近の4日間で約3倍以上になるほど高騰しました。
XRPは2017年のGW期に大幅に値を上げ、そしてその後急落、それ以降半年ほど10円台後半~20円台後半を推移していました。市場ではXRPへの所持や投資を諦めたり、投資の機会損失だなどとゲンナリしたムードが漂っていたものの、今月の12日から爆上げ。一時98円の値をつけ、GW以来の最高値を記録しています。
(※コインチェックのチャート。上Tradeview、下スマホアプリ画面)
これまでのゲンナリムードを一蹴。また、今までのXRPなら一度上げたあとは暴落するのが当たり前だったのですが、今回は4日経った今でも大きな下げがありません。その点、今までのXRPとは違い、印象を大きく変えているところにも注目です。
XRPが今回なぜ異様なほどの高騰を見せたのか、情報をまとめました。
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まずはリップル社が保有する550億XRPがロックアップされたことがある
先日も当サイトで記事にしたばかりですが、リップル社は存在する1000億XRPの内、630億XRPを所有しています。半分以上を所持しているわけですから、それは膨大な量です。
そのため投資家達の間では「値が上がったとしても、リップル社がXRPを大量に売り浴びせるのでは?」といった潜在的な不安が頭から離れず、XRPの買いが進んでいなかったという背景があります。実際XRPはこれまで売り浴びせなどはしたことが無いですし、むしろXRPの価値上昇はリップル社にとってメリットしかありません。そのため売り浴びせはありえない話ではあります。
しかし投資は疑いから始まるのが常であるため、中々買いが進んでいきませんでした。
そういった背景があったために、リップル社としては550億XRPのロックアップを2017年12月8日に行っています。ロックアップを行うとリップル社はXRPを一定期間売ることが出来なくなるため、投資家の潜在的な不安を無くす、または減少させることが出来ます。詳しくはこちら。
今回の高騰の土台はこのロックアップにあると考えます。
SBI Ripple Asiaによる日韓の金融機関でリップルソリューションの送金テストが始まったことも要因の一つ
さらに同月13日。SBIホールディングスとSBI Ripple Asiaは内外為替一元化コンソーシアムに参加している日韓の金融機関で国際送金の実証実験を行うことを発表。各所で送金テストの話題は出ていたものの、仮想通貨大国の日本と韓国でテストが行われるとあって両国で大きな話題となりました。
送金テストは15日からスタートしています。こちらリップル社の公式ツイートです。
The Japan Bank Consortium launched a Ripple pilot with two large Korean banks – the first time money moves from Japan to Korea over RippleNet. https://t.co/ZF1AMRe6JT
— Ripple (@Ripple) 2017年12月15日
(Google翻訳:日本銀行コンソーシアムは、2つの大規模な韓国銀行とのリップルパイロットを開始しました。リップルネットを通じて日本から韓国へ初めての資金移動です。)
今回の送金実験は12月15日から始まり、1月31日まで1ヶ月半行われる予定とのことです。
日経新聞にリップル社とXRPが取り上げられる
上記の日韓送金実験が日本経済新聞にも取り上げられ、さらに大きな話題となりました。
来春ってもうすぐ…!!今朝の日経の朝刊。リップルがこんなに取り上げられるなんて初めて。今朝の高騰原因はこれ? pic.twitter.com/31Dsal0VF0
— Kママ@仮想通貨 (@crypto_btc_xrp_) 2017年12月12日
日経新聞は「リップル」や「XRP」の名前をこれまでほとんど出してこなかったのですが、リップル社の仕組みやXRPの価値が多くの金融機関に認められたこともあるせいか、今回の急騰あたりから頻繁に登場するようになっています。
SBI Ripple Asiaの代表である沖田氏がTV番組日経モーニングプラスに出演し、リップルの仕組みを活用したアプリのデモンストレーションを行った
この話題は高騰後の15日の話なので、高騰の原因とは別の話になります。
SBI Ripple Asiaの代表沖田さんが日経モーニングプラスに出演されました。番組内でリップルアプリを使った送金デモンストレーションを行っています。
こちらYoutubeから転載です。
見るとわかりますが、送金は一瞬で完了しています。
まとめ
今回の高騰は550億XRPロックアップという土台を作った後の日韓送金実験、日経新聞に掲載、それが世界中で取り上げられるという流れがあったからだと思われます。
また、リップル社とXRPはその構想が他の仮想通貨と比べ物にならないくらい大きなもののため、高騰前までは「その構想は実現しないのでは?」と見る投資家が大勢いたわけです。そう読む投資家はXRPを買わないです。
それが今回の日韓送金実験が行われることで、印象が変わり、いよいよ実際に使われ始めることがわかったことで資金が流入したのではないかと予想されます。そして今回の各ニュースが報道されたことで新規でリップル社やXRPの存在を知り、投資を始めたという人も多いと思われます。
XRPは2018年1月に仮想通貨取引所SBIバーチャルカレンシーズに上場予定(こちらは確定)であり、さらにCoinbaseにも近々上場するのではないか?と噂(こちらは噂です!)があり、これからさらにリップル社とXRPの認知度は高まっていくはずです。
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