テレグラムという、ロシアのチャットアプリ制作会社が行った仮想通貨による資金調達(ICO)がEOSやファイルコインの資金調達額を大幅に超えました。
EOSは2億8,900万ドル調達、ファイルコインは2億5,700万ドル調達とされていますが、テレグラムはそれらを遥かに凌ぐ8億5000万ドルです。
しかも、アメリカではテレグラムに投資できるのは100万ドル以上の資産があるもしくは、年収20万ドル以上がある投資家に限られています。そんな大富豪投資家が殺到するテレグラムとは一体どんな会社でなんのためにお金を集めているのでしょうか。
早速テレグラムについて調べてみましょう。
スポンサー:週に3回のトレードで50万円を283万円に増やす方法
週に3回のトレードで50万円を283万円に増やす方法が無料で公開されました。1日20分のチャートチェックで後はスマホでOK。元本50万円、月40万円の収入になるそうです。実績者多数の講座なので、是非チェックをオススメします。
■無料:週に3回のトレードで50万円を283万円に増やす方法
テレグラムって何?なんの会社?
テレグラムとは、ロシアのチャットアプリを提供している会社です。
全世界で1億人以上が利用しているツールなので、日本でいえばLINEのようなアプリを扱っている会社というとわかりやすいかもしれません。iPhone、Androidスマホ、Windows、Macに対応しているので誰でも利用できます。
個人的に素晴らしいと思うのが、シークレットチャットという機能がある点。
シークレットチャットで相手とチャットすると、チャットの内容を任意の期間で自動消去することができます。しかも、スクリーンショットを撮ることができないのです。そんなユーザー目線の使い勝手の良いチャットアプリを作っている会社がテレグラムです。
LINEが仮想通貨事業に展開したように、テレグラムも新しい一歩を踏み出そうとしています。
テレグラムは資金を集めて何をする?
チャットアプリ会社のテレグラムがICOで日本円で約900億円を集めて何をするのかというと、「テレグラムオープンネットワーク」という独自のブロックチェーンのプラットフォームを立ち上げるというのです。
LINEの仮想通貨取引所や仮想通貨決済とは異なり、もっとスケールの大きな話。
テレグラムの開発するブロックチェーンプラットフォームは、1秒間に数百万件の取引を処理できるというのです。最終的には、ビザやマスターカード並みの決済システムの構築を目指すとしています。
もし、これが実現して、新たな通貨として受け入れられれば3大仮想通貨に割って入れる通貨になる可能性があります。
テレグラムICOは一般公募もある
テレグラムが今回集めた8億5000万ドルは、一般公募ではなく、非公開で行われたものという点にも注目したいところ。
8億5000万ドルもの大金を出しているのは実はたったの81人。
1人あたり1000万ドル、日本円で約106億円!大富豪たちがこぞってお金を出している構図です。
しかし、私たちにもまだまだチャンスはあります。今回は大口投資家向けのプレセールで、一般向けのICOも行われる見込みです。3月に行われる公募では11億5000万ドル分を調達する予定とのことです。その時は、収入制限などはないと見込まれていますので、興味がある方はホワイトペーパーをチェックしてみましょう。
テレグラムICOのリスク
テレグラム自体が大企業であるものの、調達額が大きいためリスクも存在します。
まず、気にしなければならないのが、「大口グラム保有者」の売却です。
今回、アメリカ当局に提出された資料によると大口投資家は6ヶ月もしくは1年間はトークンを売却することはできません。しかし、期間経過後の売却は自由。それが何口もあることを考えると、価格上昇の大きな足かせになってしまいます。
テレグラムがICOで集めた通貨は売られるのかヌゥ。
繰り返すヌゥ。
ICOは売り圧力だヌゥ。— ヌゥ (@nuuuuuuucrypto) 2018年2月20日
テレグラムの新事業の成功だけでなく、価格上昇の「売り圧力」にも注意が必要です。
まとめ
テレグラムはロシアの巨大チャットアプリ企業ですが、独自ブロックチェーン技術を開発して、決済手段とするために総額で20億ドル分のICOで資金を調達する予定としています。
そのうち、8億5000万ドル分はすでに調達済み。
一般向けICOも3月に実施される予定なので、テレグラムが大きく成長する見込みがあると踏んでいる方は今後の公式発表にも要注目です。
コメントを残す