バイナンスのCEOが「ICOは必要。VCの100倍スピーディー」と持論を展開

世界的な大手の仮想通貨取引所、バイナンスのCEOが「ベンチャーキャピタルの投資よりもICOのほうが詐欺の可能性があったとしても好まれる」と発言しました。

ICOといえば、仮想通貨トレーダーの間でも「本当に大丈夫?」と聴きたくなるほど詐欺案件が多いのも事実。アメリカでは、ICOに夜資金調達が証券に該当するのではと指摘されており、当局が規制する可能性もかなり前から言われ続けてきました。そんな「リスク大」のイメージが根強いICOですが、世界最大クラスの仮想通貨取引所バイナンスのCEOが必要と踏み込んだ発言をし、強すぎる規制を牽制する形となっています。

早速彼の発言の内容や、ICOの現状について確認してみましょう。

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ICOはベンチャーキャピタルの100倍スピーディー

バイナンスのCEO Zhao Changpengは自身のブログに「ICOはすごくいいとはいえないけど、必要だ」というタイトルの記事を投稿しました。

Zhao Changpeng氏の発言
「ICOは、詐欺案件も確かにあるが従来のベンチャーキャピタルだって出資金が回収できないことが多い。ICOはスキームが簡単なので、スピーディーに募集できるし、投資も簡単。すぐに事業をスタートできるので、技術の発展はもとより国家の経済発展にも役立つはずだ」

と述べています。

また「従来のベンチャーキャピタル方式よりも100倍簡単なので、スタートアップが100倍増える。技術の進歩が経済発展を促し、国は裕福に、そして税収はアップするだろう」という持論も展開。確かに、失敗する案件もあるかもしれませんが、スタートアップ企業が増えればそれだけ技術が進歩するので、国力が上がるという理屈は理解出来ます。

起業家目線で、ICOとベンチャーキャピタルを比較

さらに、ベンチャーキャピタルにより資金の調達と、ICOによる資金調達を比較しています。

Zhao Changpeng氏の発言

「ベンチャーキャピタルの投資は、弁護士を雇い入れた上で、非常に煩雑な事務作業、投資契約、スケジュールなどを取り決め、それに従って資金を受け入れますが、早くても6ヶ月はかかります。そして、6ヶ月後にようやく、○○万ドルを手に入れることができます。スタートアップの社長はビジネスだけではなくこのスキームをこなすことに、能力のほとんどを奪われ、事業自身に全力で向き合うことができません。

しかも、このサイクルは延々と続きます。それに対して、ICOは単純で明快。

あなたの夢をホワイトペーパーに落とし込むだけで、同じ言語を話す世界中の数千人からたった10日間で2億ドルを調達して、彼らから新しい製品のベータ版の感想や新しい機能についての意見を得ることができます。あなたが起業家ならどちらを選びますか?あなたの住んでいる地域でICOが禁止されているなら夢を実現するために移住を考えるほどではないでしょうか?

投資家目線でICOとベンチャーキャピタルを比較

さらに、起業家だけでなく投資家目線で両者を比べています。

Zhao Changpeng氏の発言
「ベンチャーキャピタルによる投資の場合、まずは投資する条件を満たしていなければ、いくらお金を持っていても投資はできません。投資の基準を満たしている場合、ベンチャーキャピタルにお金を預ける形で投資することができます。大体数百万ドルで、管理費が2%必要です。それほどの金額を投資してもあなたは、投資プロジェクトについては深く知ることができません。

そして、投資金額を回収するまでに8年ほどかかります。

あなたはベンチャーキャピタルで働く人々のビジネスクラスのチケットや5つ星ホテルの費用を支払い続けたいですか?それに対してICOは、創業者の近くで、ビジョンを共有して、製品を実際に使うこともできます。そして、プロジェクトを熟知した上でICOに投資することができるのです。

投資金額は、あなたのお財布事情によって500ドルでも5000ドルでも5万ドルでも構いません。そのコインが上場していれば、いつでも投資したお金を回収することができます。」

ここまで読むとICOが最強のように思えますが、問題点も指摘しています。

Zhao Changpeng氏の発言

「まだまだこの業界は草創期なので、数々の問題に直面することもあるでしょう。
ただ、クレジットカードやIDの盗難などが発生してもクレジットカード決済やインターネットはなくなりませんでしたよね。それらの問題に打ち勝った人が勝者となるのです」

プロ投資家と素人個人投資家、どちらが強いのか?

さらに、投資対象を選ぶ2つの投資家についても比較しています。

Zhao Changpeng氏の発言
ベンチャーキャピタルによる投資は、プロの投資家によって行われますよね。投資対象の選定から、投資スキームまで「プロ」が行います。それに対してICOに投資するのはほとんどがプロではありません。その点では、ベンチャーキャピタルの方が優れているように思えますが、実はベンチャーキャピタルのプロ投資家たちが全てのスタートアップについて精通している訳ではありません。

それに対して、ICOに投資する数千の個人投資家は、初心者もいますがその分野の専門家も存在します。そして彼らは起業家に直接質問することができます。数の力は偉大ということ。もちろん、ICOに参加するのであれば、人に従うだけではなく自分でホワイトペーパーを理解して、起業家に質問をしたり、疑問を呈したりする必要があります。

日本で「ICO=詐欺」という文化があるが…

ICOと聞くと日本でも「SCAM(詐欺)」と言われますよね。

それに対して、彼は次のように反論しています。

Zhao Changpeng氏の発言
「ICOは詐欺と言われています。

しかし詐欺は世界中に溢れています。私の携帯電話には「あなたは多額の賞金をゲットしたから、まずはこの銀行に手数料を振り込んでください」というメールが届きます。しかし、私は携帯もメールも、銀行も使い続けます。ICOが詐欺の手段になっているのは確かですが、世の中の多くのツールには詐欺が存在するのです。」

ツールそのものを捨てることは無いということです。

ICOのほうがプロジェクトの成功率が高くなる3つの理由

彼は、さらにICOプロジェクトのほうが事業の成功率が高くなると述べています。

その理由はこちらです。

  1. 起業家がお金を集める事務手続きに費やす時間が少なくなる
  2. 調達資金量が増えるため、プロジェクトの欠点をカバーしやすい
  3. 投資家=テストユーザー、そして製品のファンとなる

もちろんICOの失敗率は高く、確実なものではないのでそこには注意しなければなりません。

まとめ

バイナンスのCEOの「ICO必要論」は非常に論理的で説得力がありました。

確かに、ICOで資金を集めて何もせずに売りぬける詐欺案件もありますが、素晴らしいプロジェクトを立ち上げた案件も存在します。しかし、今後、多くの「本物の」企業や投資家がICOでの資金調達をスタートすれば、彼の言う通り、技術、経済の発展が加速するのも理解できます。

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ABOUTこの記事をかいた人

税理士事務所で働く24歳OL。2016年8月に、わけも分からず仮想通貨を買って握りしめていたことが全てのはじまり。以前は「男にたかる港ガール」だったが、仮想通貨がキッカケで「自力で稼ぐこと」に目覚めて、今はICOや草コインを買いあさり、トレードまで自分で行うまでに。「クリプトカレンシー女子」として情報発信も広く行っている。