ビットコイン、リップル、LISK、VALU…などなど、最近は仮想通貨が大きな話題になっています。そんな中でもまったく新しい資本調達手段として注目されているのがICOです。しかしその仕組みは複雑で、どんなものなのか分からない!という人も多いのではないでしょうか?
そこで今回はそんな仮想通貨のICOの基本的な解説からメリット、デメリット、購入方法まで、初心者にもわかりやすく解説しようと思います!
スポンサー:週に3回のトレードで50万円を283万円に増やす方法
週に3回のトレードで50万円を283万円に増やす方法が無料で公開されました。1日20分のチャートチェックで後はスマホでOK。元本50万円、月40万円の収入になるそうです。実績者多数の講座なので、是非チェックをオススメします。
■無料:週に3回のトレードで50万円を283万円に増やす方法
ICOとは
ICOとは「Initial Coin Offering」の略です。「クラウドセール」と呼ばれることもあります。
「トークン」と呼ばれる仮想通貨を発行、販売し、それを元に事業の開発費、研究費を調達するという仕組みです。
ICO(Initial Coin Offering:イニシャル・コイン・オファリング/新規仮想通貨公開)とは、資金調達をしたい企業や事業プロジェクトが、独自の仮想通貨を発行/販売し、資金を調達する手段/プロセスのことを指します。引用:ビジネス+IT|ICOとは何か? ビットコインなどの「仮想通貨」使った資金調達方法の基礎を解説
基本的な仕組みは株式と同じように見えますが、株式は優待、議決権などがあるのに対してICOはそれらの優遇がありません。さらにICOは投資する期間が定められています。この期間のことを「クラウドセール期間」と呼びますが、投資する場合はこの期間内に事業者の研究内容などをよく確認してから投資する必要があります。
一攫千金も可能?|ICOのメリット
ICOのメリットを「事業者」「投資者」の視点からそれぞれ解説します。
事業者にとってのICOは素早い資金調達法
事業者(コイン発行側)がICOを利用するメリットは、資金調達までのスピードが他の方法に比べて段違いに早いという点です。
今までの資金調達法と言えば銀行からの融資が一般的でしたが、審査などには非常に時間がかかります。日々情報が更新されるIT系の事業を始めたいという場合、審査に通るのを流暢に待っている暇はありませんよね。それくらい融資を受けるためには時間がかかるわけです。
そんな時間的な問題を解決する1つの選択肢がICOです。
ICOを使えば事業計画書を全世界に公開し、その事業に期待してくれる人から資金をいつでもすぐに集めることが出来ます。手続きの方法もシンプルで楽。すぐに、簡単に資金を集めたいという事業者に特におすすめです。
ICOを活用して詐欺を行うケースも多々あります。事業計画書は立派でも実態が伴っていないケースもあるので要注意。これが世界規模で起きているため韓国はICOを全面禁止にしたほど。
韓国の金融規制当局は、詐欺のリスクがあるとして、あらゆる形の新規仮想通貨公開(Initial Coin Offering:ICO)を禁止すると発表した。引用:CNET JAPAN|韓国、ICOを禁止–仮想通貨の規制を強化
「投資者」は少ない投資額から大きなキャピタルゲインを得られる
投資者にとってICOを利用するメリットは、1万円以下の少ない投資額から投資を始めることができるという点にあります。
さらに、ICOには、将来性はあるもののまだ知名度の低いおもしろい事業やプロジェクトがたくさんあります。すでに有名になっている企業やプロジェクトの投資にあとから参加しても利益はそこまで見込めませんが、このような小さな企業、プロジェクトに初期段階から投資することで、キャピタルゲインも多く見込めるのもメリットの一つです。
ICOが期待通り&計画通りに進めば投資資金が短期間で数倍になることもあります。
最近のICOでいちばん上がったのはOmiseGo(OMG)。売り出し価格から40倍超えまで行きましたよね。引用:仮想通貨で資金調達する「ICO」で一攫千金とは?
投資額がゼロになる可能性も…|ICOのデメリット
では、ICOのデメリットを確認しておきましょう。
事業主側|必ずICOが成功するとは限らない
当たり前のことですが、ICOで投資を募集したところで必ず投資してもらえるとは限りません。
さらに、まだ法整備が整っていないジャンルですので、今後法律が決まり次第違法になったり規制されてしまう可能性もあります。ICOを投資先として利用している人口はまだ少ないため、ICO内で買い占めが起こる可能性もあります。この買い占めが起きると、事業者だけでなく投資者にも影響が出ます。
過度の期待は禁物ということと、今後の法律にも注目しておく必要があります。
投資者側|投資者は投資先を見極める能力が必要
少額から簡単に投資できるICOですが、投資先をよく見極める能力が必要です。
ICOで資金を集めた事業者がそのまま資金を持ち逃げするという詐欺も横行しており、本当に信頼できる事業、プロジェクトなのかを注意深く確認しなければなりません。
さらに株式のような様々な特典がないこともデメリットの一つです。株主総会もなく、発言権もありません。投資先がプロジェクトを途中で止めても、投資者が口出しすることはできないのです。よくよく調べてからじゃないと参加はオススメできないです。
ICOは文字通りのハイリスク・ハイリターンの投資先です。
ICOで実際に資金を集めるまでの流れ
ではどういう流れでICOは行われるのか。実際に資金調達をするまでの流れを確認していきましょう。
プロジェクトをアナウンスする
まずは投資をしてもらいたいプロジェクトの案内をしなければいけません。
集めた資金でどんなことができるのか、どれくらいの利益が見込めるのか、なぜICOでなければならないのかなど…。投資者はこのアナウンス内容をよく確認してから投資してくれるので、いかに信頼できるアナウンスができるかにかかっています。
投資者にオファーをする
プロジェクト内容をアナウンスして投資者を募集するだけでなく、投資者にオファーをすることも可能です。有力な投資者からの投資を受けることができれば、資金調達は成功したも同然!投資の金額や期間などもこのときに指定していきます。
ICO参加者にむけてPRを開始する
事業やプロジェクトの内容が整ったら、ICO参加者に向けてのPRを開始します。
オファーなどがなかった一般の投資家は、この段階でICOを購入することが可能になります。
ICO市場には今まで見たこともないような斬新なプロジェクトや新規事業などがたくさんあります。投資者もどこのプロジェクトに投資するか迷っていますので、いかに注目を集め、信頼してもらえるPRができるかが鍵を握っています。
ICOの参加方法
ICOに参加、投資するまでの流れは以下の通りです。
仮想通貨を購入する
まずは仮想通貨を購入します。
ICOで使用できる仮想通貨はBTC(ビットコイン)、ETH(イーサ)、NEM(ネム)などがメジャーです。企業からどの仮想通貨で購入してほしいか指定されることもあります。中には日本語に対応していない仮想通貨もありますので注意しましょう。
どこに投資するのか決める
投資したいと思える企業、プロジェクトを探しましょう。将来性があり、信頼できる相手を見つけるまで根気強く探してください。詐欺に引っかかったり、英語で書かれた事業計画書を読み間違えたりしないように注意が必要です。
実際に送金する
投資先が決まれば指定されたアドレスに仮想通貨を送金することで投資が完了します。しかしこの日時は指定されており、人気の企業やプロジェクトともなるとネットワークが混雑します。タイミングによっては、せっかく決めた投資先に送金できないというトラブルも起きたりします。
このあたりはICOの人気ぶりが伺えるところですね。
ハイリスク・ハイリターンのICO
ICOについての概要やメリット、デメリット、購入までの流れなどを解説いたしました。
ICOはキャピタルゲインの大きな投資方法として注目を集めていますが、初心者には見極めも難しく、リスクも大きくなります。いくら少額から参加できると言えども、充分な知識がないままにICOを始めるのは非常に危険。まだ法整備などが整っていないのも不安ですね。
初心者の方は、ICOについての知識をある程度蓄えつつ、投資の仕組みを理解してからICOを始めるのがおすすめです。
コメントを残す