1月18日、Blockstream社はC-Lightningを実際に利用できるオンラインストアをオープンしました。
C-Lightningとは、ビットコインをこれまでよりも安い手数料で早く送金できるライトニングネットワークを実装した仕組みです。テスト段階なので、ビットコインの消失などのリスクがありますが、いち早くライトニングネットワークを利用できるチャンスともいえますね。
ショップで販売されているのは、Tシャツやシールなどです。「安くて早い」ビットコインの世界を体感したい方は、リスクを念頭に置いて自己責任で取引を行ってみて下さい。
スポンサー:週に3回のトレードで50万円を283万円に増やす方法
週に3回のトレードで50万円を283万円に増やす方法が無料で公開されました。1日20分のチャートチェックで後はスマホでOK。元本50万円、月40万円の収入になるそうです。実績者多数の講座なので、是非チェックをオススメします。
■無料:週に3回のトレードで50万円を283万円に増やす方法
Blockstreamオンラインストアで販売されているもの
Blockstreamでは、1月18日現在以下の4つのアイテムが販売されています。
URL:https://store.blockstream.com/
Tシャツは男女用の2種類が用意されていて、女性は「S・M・L・XL」の4サイズ、男性用は「S・M・L・XL・2XL」の5サイズが展開されています。どちらも「Don’t Trust. Verify.」(信じるんじゃない。確認するんだ)と小さな文字でプリントされています。
これは、ライトニングネットワークの考え方を表した言葉ですね。
価格は14ドルで、送料が5ドルと低価格です。
発送先に「JAPAN」という選択肢があったため、日本にも発送してもらえると思われます。シールな2種類でこちらもそれぞれ1.99ドルと3ドルという「無くなっても諦めがつく」価格設定です。支払は、ビットコイン払いでライトニングネットワークを利用します。
ライトニングネットワークを試してみたい方は、お値段の安いシールを購入してみるとよいでしょう。
ただし、テスト段階のネットワークなので、ビットコインが消失する可能性も念頭に入れておいてください。
ビットコインのスケーラビリティ問題を解決したBlockstreamのC-Lightning
ビットコインは安い手数料で素早く送金できる新時代の通貨と言われてきましたが、取引量が増えるにつれて「世界中どこでも10分以内で送金できる」というメリットが失われ、送金完了までに半日時以上を要する状態に陥ることもありました。
筆者が実際にビットコインを送金すると、トランザクションが混みあっている時間帯は最高で5時間ほど送金に時間がかかり、その間にレートが変動して損をしてしまうことが何度かありました。また、手数料が銀行振り込みよりも高額なため、ビットコインを実際に利用するのは特殊な事情を覗いては、レアケースです。
そこで、Blockstreamはライトニングネットワークと呼ばれる、「早くビットコインを送金できる仕組み」を実装したC-Lightningを開発し、ビットコインの問題を大幅に改善しました。
BlockstreamのC-Lightningは、ビットコインの送金が1秒もかからずに完了します。しかも、手数料はかなりの低額で、0という場合もあります。この仕組みを使えば、ビットコインの登場時に言われていた「銀行よりも安い手数料で素早く送金」が可能になるはずです。
「ユーザーのお金が危ない!」Blockstreamのオンラインストアに批判的な意見も
Blockstreamはテスト段階のC-Lightningを使用して支払いを行うオンラインストアをオープンしましたが、そのことにライトニングラボのCEOが立腹しています。
ライトニングネットワークを開発するライトニングラボとブロックストリームが仲間割れ。ライトニング進捗をよく見せたいブロックストリームをライトニングラボのCEOエリザベス スタークが「テストネットでやるべき。ユーザのお金が危ない!」と批判してる。 pic.twitter.com/B445JIZ7Gi
— Pluton (@23pluton) 2018年1月17日
翻訳すると「ユーザーを実験台に使うな、テストネットでやれ」というところです。
「ユーザーはTシャツ代14ドルを失う」とも言っています。
確かに、BlockstreamのC-Lightningはテスト段階で、Blockstream社の公式発表でも「ネットワークには、バグがあるし、まだ見つかっていないバグもあるはず」と言っています。だから、ライトニングラボのCEOの批判は決して的外れではありません。
Blockstream社のC-Lightningを使ったオンラインストアは、「お買い物」が目的ではなく、「バグ探し」「ライトニングネットワークの体験」が目的の有料サービスととらえて、自己責任で利用しましょう。
コメントを残す