アメリカのSECによるビットコインETFの承認が待ちわびられています。
その期待によってビットコイン価格が上昇し、落胆によって下落をする。この繰り返しが日々続いていますが、ビットコインETFの承認時期について推測するこんなニュースが報じられました。この記事によるとビットコインのETF承認は2019年になる、というのです。
では早速記事の本文を確認して見ましょう。
ビットコインETFの承認は2019年か
参考記事|(ここからは以下の記事を和訳または意訳した内容です)
CCN:Bitcoin ETF Will Lead to Billions of New Capital [But Not in 2018]
仮想通貨業界は、2018年のビットコインのETFデビューを待ちわびていました。ところが一部のアナリストは来年までETF上場はないのでは、と指摘しています。
ビットコインETFのポテンシャルと影響
ビットコインが、ETFとして取り扱われるようになると「株式商品」のように、アメリカの市場で業者や個人の売買が可能になり、資金流入が期待できます。
仮想通貨を市場で直接購入する場合とは異なり、ビットコインETFの発行者は投資家の資金を保護しなければならず、信頼のもとに資金を保証する責任があるのです。多くの投資家はセキュリティ問題と法律的問題を懸念して仮想通貨投資に消極的でしたが、ETFであれば仮想通貨市場に投資する可能性が高いのです。
コンテンツクリエイターであり、仮想通貨投資家としても広く知られているニコラスマーテンは次のように発言しています。
ビットコインETFが重要である理由はこちらです。まず、ETFに追加されることで機関投資家は年金投資先としてビットコインを選ぶことができます。
世界の年金市場は41.3兆ドルですので、ビットコインにその1%を投資するだけで、4130万ドルもの資金が流入することになります。
仮想通貨市場および、伝統的な投資市場の投資家やアナリスト、研究者はビットコインETFの承認に楽観的です。
Kevin O’Leary氏は、2017年の初頭からビットコインの規制に疑念を抱き続けていましたが、機関投資家の希望もありビットコインETFは近い未来に承認されるだろうと発言しています。
しかし、BKCMとCNBCのCEOであるブライアンケリー氏は、ビットコインのETF承認は、前例を踏まえると2018年には承認されないと語っています。
ケリー氏の説明はこちらです。
私はビットコインのETFが承認されることを望んでいます。しかし、2018年内にビットコインETFは可能性が低いと考えています。まだかなり残されているものがあります。それは、ビットコインへの投機を止めるものではありません。私が考える1つの理由はビットコインが底打ちして5800ドルから8500ドルまで上昇したことです。
CMEグループとともに世界最大のオプション取引所の1つ、シカゴボードオプション取引所は、ビットコインをアメリカの株式市場に上場させるために、SECにビットコインETFの申請を提出しました。
これまで、アメリカのSECは、海外の仮想通貨市場には仮想通貨取引所と仮想通貨の取引を監視する仕組みがないと主張して、ビットコインETFの拒否を正当化してきました。ところがこの1年で、仮想通貨に関する海外の規制が大幅に改善されたことを受け、シカゴボードオプション取引所は、厳密に規制された取引所で行われるビットコイン先物市場が、世界の仮想通貨業界に及ぼす影響について分析しました。
ビットコインのETFにシカゴボードオプション取引所が参加すること、そして関係者の継続的な取り組みにより仮想通貨市場ではビットコインETFの承認が早くなると見込まれていますが、投資家は2018年内の承認に懐疑的です。
まとめ
ビットコインETF承認の可否は先延ばしにされましたが、一部のアナリストの中には来年にもつれ込むと予想している人もいるようですね。
ただ、どの専門家も「承認されること」には疑問を抱いていないようなので、首を長くして待ちましょう。ETFが承認され、無事に上場すれば多額の資金が流入しますので、仮想通貨市場は大きく弾みがつくはずです。
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