ネットで話題になった「VALU」の仕組みを徹底解説

大物YouTuberのヒカル氏が利用して大炎上した「VALU」。記憶に新しい話題ですね。

正直言うとVALUって何なのかわからない…という方も多いのでないでしょうか?そこでこの記事では話題となったVALUの仕組みを徹底解説したいと思います。VALUは自分自身の価値を売買するという興味深いビジネスモデルになっているんです。

それでは順番に説明していきましょう。

「VALU」とは自分の価値を売買するサービス

2017年5月31日にβ版として試行リリースされたVALUは、発行者自身の価値を株に見立て、市場で取引をするフィンテックサービスです。

試行リリースから1ヶ月半後には利用者が1万2000人に達し、元ライブドア社長の堀江貴文氏やアートディレクターの家入一真氏など名高いインフルエンサーが参加しています。資金調達の場として利用が可能であるとともに、売買を繰り返して利益を生み出すことが出来る今話題のサービスです。

価値の上下はSNSのフォロワー数に応じる

VALUはTwitterやFacebook、InstagramなどのSNSフォロワー数に応じ、影響力を数値化します。この数値化したものを「VALU(単位はVA)」と言い、VALUが高ければ高いほど、その発行者の価値は高いことになります。VALUイコール「株」と考えても良いでしょう。

発行者を応援したい人はVALUをビットコインで購入し、発行者には資金が渡ります。VALUを購入した人は、発行者から特典を得ることができる「VALUER」となります。場合によっては売買で差益(キャピタルゲイン)も得られます。

銀行からの融資には信用が必要ですが、発行者の将来に賭けるVALUERには肩書も信用も必要ありません。

このように個人対個人で資金をやりとりする点が画期的だったので注目されているのです。

模擬株式でも基本的には通常の株式と大差なし

VALUが模擬株式とはいえども、従来の株式と大きな差はありません。ある発行者のVALUを購入する人が増えれば増えるほどに、発行者の時価総額は上昇します。反対に、売る人が増えれば下降します。

では全く同じかというと違いもあります。

最も大きな違いは「VALUERが議決権を持たないこと」です。

株主総会で行なわれる決議に参加して、企業の方向性を決める際に発動する権利が議決権ですよね。通常の株式なら1単元株に対し1つの議決権がありましたが、VALU上では議決権がありません。発行者の行動に口を出せません。あくまで「発行者の将来に投資するだけ」というスタイルなのがVALUの特徴です。

なので、似てはいますが、別モノとして考えた方が良いですね。

「VALU騒動」は今のところ罪になっていない

大物YouTuberとしてVALUを利用していたヒカル氏が大炎上した「VALU騒動」で、初めてVALUを認知した方は多いのではないでしょうか。

ここからは、その過程と理由を解説していきます。

VALU騒動の大まかな流れ

8月9日にヒカル氏はYouTuber仲間のラファエル氏、いっくん氏らとVALUに上場。元々人気のあるYouTuberだったため、連日値幅制限まで価格が上昇していました(ストップ高)。

その5日後、ヒカル氏はTwitter上で「明日一気にバリューで動く」と本格的なVALUの参入を示唆する投稿をした後、ヒカル氏のVALUは高騰しました。続くようにTwitterやVALUの掲示板でVALUER限定のオフ会・セミナーを開催予定の旨を告知。

この段階で、元VAZ(ヒカル氏の所属事務所)顧問の井川拓哉氏がヒカル氏と共にストップ高のまま売り抜けてしまい、VALUの価格は暴落しました。

これが大きな問題となったわけです。

この売り抜けはインサイダー扱いにならない

VALUは先程お伝えしたとおり、株式とは似てはいるものの違う扱いです。

有価証券には該当しないので、今回の一連の動きは金融商品取引法に触れません。つまり、VALUは風説の流布の禁止・インサイダー取引の禁止の適用外です。VALUの売買はVALUの会員のみが売買できることから、2017年4月1日に施行された改正資金決済法にも抵触しないのです。

さらに、発行者やVALUの運営は有価証券を扱っていないことから、金融商品取引業の登録をする必要はありません。たとえインサイダー取引だと思われる行為をしても、金融商品取引法には当てはまりません。

運営会社はルールの修正で市場を健全にしようと試みている

ヒカル氏の騒動により、VALUの運営会社は課題が山積みになっています。

現在、VALUのサイトにアクセスできる時間帯を9時から18時に限定。また、時価総額ランキングを表示していましたが、それも非表示に直しました。これらの他にも初めに売り出すVALUの数を5つにし、1日の売買取引回数上限を3回と制限するに至りました。

事件が起きてから修正したということで、運営側には不備があったとの声が見られますが、良くも悪くも注目されているサービスなので、今後の動向をチェックするのも手だと考えられます。

メリットとデメリットを把握しておく

VALUはまだ始まったばかりのサービスです。

新しいものにすぐ飛びつくのは問題ありませんが、そこに生じるメリット・デメリットを把握しておかないと損する発行人・VALUERとなってしまいます。

メリットは発行人にしかない

VALUに参入している方を見てみると、先ほどお伝えした堀江氏や家入氏のように元々影響力の高い人が多いようです。優待も発行者自身に価値が備わっているので、とても魅力的に見えますよね。

これを一般の方が真似したらどうでしょう。

例えば、人生相談に乗る優待だとしても、見ず知らずの方と相談しても何も価値が生まれないのです。優待は元から有名な人がすることで価値が備わります。さらに、優待の有無は発行者の自由。資金を貰うだけ貰って優待はありません…なんて場合も。VALUERはそのことを理解して投資しなければなりません。

しかし、応援者にもわずかながらのメリットがあります。

ハイリスクなキャピタルゲインです。発行者に多くのVALUERがついていれば、今後に期待できる人だと分かり、自らもVALUERになることで、これからのVALU価値上昇が見込めます。

発行人はノーダメージ

個人を個人で応援するところが魅力のVALUですが、出資先が個人だからこそ見えてくるのが発行者の失踪というリスクです。資金が集まったら、その後は音信不通にもなりかねません。

クラウドファンディングは投資してもらった資金の用途を明記し、達成に向かわなくてはいけないので、資金調達後の結果を報告する義務があります。それに対してVALUは資金の使い道を明記することも、調達後どうしたのかも報告する必要が無いのです。発行者は何に使っても構いません。そこがVALUの注意点だと考えられます。

発行者に対する投資だと割り切ってVALUを楽しむことがVALUERに求められるのでしょう。

まとめ

このように発行者はノーダメージのサービスですが、応援者はハイリスク・ローリターンです。

まだサービスとして動き始めたばかりですから、運営会社の整備次第では今以上に注目されるものになるかもしれません。兎にも角にも今後の成長に期待したいですね。

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ABOUTこの記事をかいた人

経営者兼投資家です。テクニカルも意識していますが、ファンダメンタルズ優先で活動しています。国内外の仮想通貨ニュースはもちろん、値動きに直結するニュースをメインに集めて配信しています。得意銘柄は主にBTC,BCH,XRP,ADAなどです。ICOも情報入り次第配信します。