ツイッターと決済企業スクエアのチーフエグゼクティブであるジャックドーシー氏が、ビットコインの将来について、自分の強い信念を語りました。
なんと「世界の唯一の通貨はビットコインだけになる」というのです。
ツイッター社ジャック・ドーシーCEO「ビットコインは10年後ネット決済の統一通貨になると予想」 https://t.co/xQG7zu9ZfM
— 岡三マン (@okasanman) March 21, 2018
では早速彼の発言を紐解いて見ましょう。
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タイムズのインタビューで語った彼に見えている世界
ビットコインの投資家でもあるジャックドーシー氏は、水曜日発売されたタイム誌のインタビューで、「ビットコインはアメリカドルに取って代わって、世界で流通する通貨になるだろう。この変換は10年以内に起こる」と語りました。
「世界もインターネットも1つの通貨しか持たなくなるだろう。私は個人的にはそれがビットコインだと信じている」
現在、ビットコインはスケーラビリティの問題に直面していて「送金が遅く、高い」と言われていますが、ドーシー氏は、これらの問題は新しいシステムが簡単にその問題を解決すると考えています。実際、ドーシー氏はビットコインがより早く、よりやすく送金できるように、資産をつぎ込んでいるのです。
先週、コインデスクが発表したレポートによると、ドーシー氏は250万ドルもの資産をLightning Labsに投資していることがわかりました。
すでにライトニングネットワークのベータ版はローンチされ、送金スピードは格段に早くなり、手数料が格安になったことが確認されていますので、ドーシー氏の考えは決して夢物語ではありません。
スクエアでは昨年の11月に限られたユーザーで実験的にではありますが「CashApp」というアプリで、ビットコインの売買ができるようになったとのこと。この実験結果に従い、スクエアはアメリカ国内で新しくビットコインのサービスを提供をし、今後ニューヨークでも同じサービスが提供できるようビットライセンスの取得を試みていると報じられています。
Twitterって仮想通貨の広告を禁止するんじゃなかった?
ここで、仮想通貨ニュースに詳しい方なら「おや?Twitterって仮想通貨に否定的じゃなかったっけ?」と思ったはず。先日スカイニュースという海外サイトが「Twitterも仮想通貨広告を禁止する見込み」と報じたばかりだからです。
それによると、ICOだけじゃなくて、ウォレットや交換などの広告に禁止になるとか。
これが本当なら先ほどの「ビットコインが世界の通貨になる」というドーシー氏の信念は何だったのか?どっちが本当なのか謎になります。
スカイニュースの報じたTwitter社の規制はFacebookよりも厳しいものでした。まだ、Twitter社から公式見解が発表されていませんので、スカイニュースが報じた内容が誤報だったという可能性も当然ありえます。もちろん、ある程度のルールは必要という考えの元、規制を導入することは必要ですが、スカイニュースが報じた内容は公式が出るまで話半分で捉えるべきですね。
ビットコインスケーラビリティ問題の現状は?
さて、ビットコインといえばドーシー氏が指摘したようにスケーラビリティ問題が深刻と指摘されていました。
ところが、セグウィットの導入や取引量の減少により、現在はビットコイン本来の「早い送金」と「格安手数料」がほぼ実現されている状態です。筆者も先週3度ほどビットコインを最低手数料で送金しましたが、10分程度で着金しました。昨年の手数料2000円で1日待ちという絶望的状況は脱しているようです。
さらに、ドーシー氏が投資しているライトニングネットワークが順調に立ち上がれば数秒で決済が完了することになるので、より一層実用化が進むことでしょう。
まとめ
Twitter社のドーシー氏はビットコインが世界の通貨になると個人的に強く信じているとのこと。
確かに、スケーラビリティの問題もセグウィットやライトニングネットワークなどの導入で解決され、ビットコインが本当に使える通貨になり、彼のいう通りにビットコインが世界の通貨になるとき、ビットコイン価格はいくらになるのか?期待は高まりますね。
もしそうなった場合は、今の価格とは比べ物にならないほど高い価格になっているはずです。
引用:tradingview
現在は去年の高値の半値以下の96万円前後。
2020年には1ビットコイン1000万円になるという予想もありますので、ドーシー氏の描く未来を信じるのであれば、少しだけ「寝かせておく」という選択もありかもしれません。
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