1億ドル規模!仮想通貨リップル(XRP)建てヘッジファンドが誕生

2017年11月28日、アメリカのニューヨークで開催された投資家向けイベントで、世界初、仮想通貨リップル(XRP)建てのヘッジファンド「Arrington XRP Capital」の設立が発表されました。設立者はメディアサイトTechCrunch(テッククランチ)開設者Michael Arrington(マイケル・アーリントン)氏です。

米ITニュースメディアのTechCrunch(テッククランチ)の開設者である、Michael Arrington(マイケル・アーリントン)氏が仮想通貨、XRPを対象としたヘッジファンドを発表しました。引用元:APPTIMES|TechCrunch開設者、仮想通貨リップル(XRP)のヘッジファンドを発表

規模は1億ドル。ユーロ建てやドル建てではなく、しかもビットコインやイーサでもなく、XRP建てということでこのニュースは、投資家や企業の間で非常に大きな注目を集めています。

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リップル(XRP)建てのヘッジファンド「アーリントンXRPキャピタル」

今回設立が発表されたヘッジファンド「アーリントンXRPキャピタル(Arrington XRP Capital)」は、ブロックチェーン技術や資産を有する組織に対し投資を行い、買い付けや従業員の給与報酬など全てXRPで行います。

ヘッジファンドですから、基本的には顧客の資産を預かり運用する組織となります。このファンドへ投資するためには、顧客も円やドルの法定通貨やビットコインではなく、リップル(XRP)を用意して預ける必要があるのが特徴です。

このヘッジファンドは1億ドル(100億円)規模でスタートするということなので、市場に大きな影響をもたらすと言われています。

マイケル・アーリントン氏のコメント

TechCrunchのマイケル・アーリントン氏は今の賛否両論の仮想通貨業界についてポジティブな意見を持っていて、次のようにコメントしました。

「一部の人は、仮想通貨業界がバブルの真っ只中にあることから、このプロジェクトがクレイジーであると主張するかもしれません。しかし、1年前に仮想通貨の時価総額は全体でわずか140億米ドルであったのに対し、今日では、実際に3000億米ドルにまで成長しているのです。」引用元:COIN POST|世界初となる仮想通貨XRP建の1億米ドル規模ヘッジファンドが設立

このコメントからアーリントン氏は今の仮想通貨業界の市場拡大の規模やスピードがバブルではなく技術革新によるものであり、まだまだ伸びると考えていることが伝わってきますよね。

リップル(XRP)が選ばれた理由

この新たなヘッジファンドにリップル(XRP)が選ばれた理由は、アメックスに代表される大手企業や大手銀行も提供している、リップル社の高速かつ安全性の高い決済インフラにあるとのこと。

また既に仮想通貨で多くの資産を持っている投資家にとっては、わざわざ法定通貨に変換する方が、時間や手数料がかかってしまいます。時間やコストのかかる従来のクロスボーダー取引を利用せず、リップル(XRP)に統一する方が、そのメリットを最大限に活かすことができるという訳です。

また、リップル(XRP)建てとすることで、アメリカ以外の投資家からもファンドを集めやすくなるというメリットも想定しているようです。

主な投資先は既存のデジタル資産やICO

アーリントンXRPキャピタルは、主な投資先を既存のブロックチェーン技術・資産を有する組織、またはICO(イニシャル・コイン・オファリング)としています。仮想通貨関連のスタートアップ株式企業への投資は基本的に少ないようです。

Arrington XRP Capital誕生によりリップル(XRP)価格が上昇!

リップル社は、このヘッジファンドと正式なパートナー契約を結んでいるわけではありませんが、上記で説明した通り、アーリントンXRPキャピタルが資金調達や投資にXRPを使用することで多額の資金が動き、XRPの価格が今後高騰する可能性があります。

この発表後にXRPの価格も反応、一時0.3ドル(約33円)まで高騰しました。29日14時現在では、0.29ドル(約32円)と直近24時間での価格変動は約7%のプラスとなっています。今後、仮想通貨から派生する金融商品も増えてくると考えられ、来年にかけてより、市場が拡大すると予測されます。引用元:APPTIMES|TechCrunch開設者、仮想通貨リップル(XRP)のヘッジファンドを発表

実際この発表でリップル(XRP)は、一時同年6月以来初めての0.30ドル(約33円)超えを果たしました。

リップル(XRP)はビットコインと並ぶ基軸通貨になり得るか!?

現在、仮想通貨相場はビットコインを基準に考えられており、他の仮想通貨を購入するときにも、まずはビットコインを購入し、そのビットコインで他の仮想通貨を購入する手順になっています。そのため、ビットコインこそが仮想通貨の王道、基軸通貨とされてきました。

そんな中発表された完全リップル(XRP)建ての仮想通貨ファンドの登場で、一部では、リップル(XRP)がビットコインと並ぶ基軸通貨になる未来が開けたのでは、と囁かれています。Arrington XRP Capitalの誕生で、リップルの送金決済プラットフォームの信頼性もより向上したと言えますし、リップル(XRP)の来年以降の更なる市場拡大が期待されますね。

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ABOUTこの記事をかいた人

税理士事務所で働く24歳OL。2016年8月に、わけも分からず仮想通貨を買って握りしめていたことが全てのはじまり。以前は「男にたかる港ガール」だったが、仮想通貨がキッカケで「自力で稼ぐこと」に目覚めて、今はICOや草コインを買いあさり、トレードまで自分で行うまでに。「クリプトカレンシー女子」として情報発信も広く行っている。