世界的に取引量が増加しているビットコインですが、ネットワークの混雑による新たな問題が起こっています。
手数料が高い、通常10分のトランザクションに間に合っていない(実際に送金すると8時間を超えても終わらないこともある)など取引処理能力が遅いなど、投資家も頻繁にこの問題を取り上げるようになっています。
当サイトでも過去このような記事を公開していて、度々その問題を取り上げてきました。
それらを解決するための方法として開発が進められ、2017年12月6日に発表されたのが「ライトニングネットワーク1.0」です。
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LNは高い、遅いの問題を解決する可能性がある新システム
ライトニングネットワークは、ビットコインの大きな課題であった「スケーラビリティ問題」が解決すると注目されているシステムです。
ビットコインでは、取引を埋め込んでいく台帳であるブロックチェーンの容量が定められています。これまでは普通に稼働していましたが、世界的に取引量が増えたことで、そのブロックサイズでは足りず、今回の問題を引き起こす原因となっています。
ライトニングネットワークは、それらの問題を根本から解決するシステムです。
ペイメントチャンネルの煩わしさを改善
ネットワーク上でつながっている2者の間で取引を可能にしていたペイメントチャンネルでは、新たな相手と取引を行うためには新しいチャンネルを開く必要がありました。
例えば、A、B、C、D、4人のマイナーがいたとします。AからDに送金する場合、これまでのシステムだと経由するBとCそれぞれにブロックに埋め込んでもらわなければいけなかったため、それぞれの取引で時間も手数料も発生していました。
ライトニングネットワークでは、途中経過を省き、AからDへ送金できるようになります。ペイメントチャンネルでつながっている人であれば、第三者を経由して誰にでも、どこにでも送金が可能になるとのこと。
また、少額(0.00000001BTC)での送金も容易になるというメリットもあります。
- 手数料を下げることが出来る
- 送金スピードを上げることが出来る
- 少額(0.00000001BTC)での送金も容易になる
LNの様子はこちらの動画で確認することが出来ます。
手数料軽減などのメリットとマイナーのデメリット
これまでにACINQ、Blockstream、Lightning Labsの3つのチームがライトニングネットワークの実装に取り組んでおり、ビットコインのメインネットワークでの支払いテストを成功させたことを発表しています。
本格的に実用化されれば、「手数料の軽減」「送金スピードのアップ」「0.00000001BTCという少額からの送金も可能になる」など大きなメリットがもたらされるため、WEB上で活躍するクリエイターのギャランティの支払いやネットショッピングの支払いなどが世界中から可能になり、世界経済にも大きな影響を与える可能性があります。
中継マイナーのメリットをどうするかが大きな課題
新たな決済システムとして便利になる可能性を秘めているライトニングネットワークですが、現状解決できていない課題もあります。
それが、「中継ポイントになるマイナーのメリットが無くなる」ということです。これまでのシステムだと手に入っていた手数料の支払いがなくなり、資金がロックされることでビットコインの動きが鈍くなることが懸念されています。
- 中継ポイントになるマイナーのメリットが無くなる
- 資金がロックされることでビットコインの動きが鈍くなる可能性がある
まだまだ改善の余地ありという状況です。
Bitcoin.comのロジャー・ヴァー氏がまだ先の未来と言っていたのは簡単には解決出来ないこういう問題があるからというわけですね。
以下参考動画です。
日本国内でも大手金融機関がビットコインを使った事業展開を発表するなど、経済活動に多大な影響を与えていますが、そのスピードに拍車をかける可能性があるのがライトニングネットワークです。ただし、中継ポイントとなるマイナーのデメリットがどう解決されるのか。その問題がクリアにならない限り、普及はまだ先と考えておくべきです。
ビットコインは仮想通貨業界を牽引する時価総額No1の通貨ですから、今後の注目度も高いです。早い段階でこれらの問題が解決されることを期待したいですね。
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